第12週のテキサンズ

はじめに

 ドルフィンズのホーム、ハードロックスタジアムで行われたテキサンズ対ドルフィンズ。15−30でドルフィンズが勝ちました。スプレッドはドルフィンズが−14。ホームとは言え2ポゼッション差のハンデと来ましたか。

オフェンス

 QBがKyle Allenになったからどうなるというわけではなく。いや、わかっていたことです。
 ドルフィンズO#がスタメンをベンチに引き上げたのが第3Q残り3分。スコアは6−30。そこが実質的な試合終了でした。「試合が決まった」と判断したから控え投入なわけですし。それまでにテキサンズの得点はTD1つのみ(2ポイントを狙いましたが失敗してます)前半は完封されています。
 あとHillが俊足をいかしてクロスでビッグゲインするのを見て「Phillip Dorsettに同じプレイさせたいなぁ」とか思ってました。

ディフェンス

 前半で30点、ドルフィンズは信じられないくらい強いですね。D#のTDやターンオーバーで敵陣深くからの攻撃もあってのこの得点ですが、彼らのパスO#を疑う人はだれもいないでしょう。とにかくHillとWaddle、リーグトップクラスのWR2人が全く止まりませんでした。
 一応、ドルフィンズ相手にはゾーンカバーがセオリーで、今季のテキサンズのパスカバーのうち99%はゾーンでした。そこを注目ポイントとする記事もありました。ただ縦に走るレシーバーと、それによって空いたスペースに他の選手が入ってくるプレイにやられるんですよね(ダガー)
 これはこの試合だけでなく毎試合そうです。ブーツレッグもそう。対戦するチームは何度も使ってくる。いつも似たプレイでゲインされる。救いはないのか。
 1つ目のTDの際、D#のセットが間に合わないままスナップされてました。これも何度も見た光景です。TD直後にJerry Hughesがガチギレしてベンチ脇の用具を蹴り飛ばしている様子がカメラに映されていました。これがあたふたに対してなのか、TDされたことに対してなのかはわかりません。ただやはり、チームの雰囲気は最悪ですね。当然ですけど。

まとめ

 もう12月になろうというのに1勝のままです。その1勝が2022年最初で最後の勝利になる可能性も大いにあります(昨季の1月の2試合は負けてるので本当に今年唯一)もはや1勝しようがしまいがドラフト全体1位の座はいただきなので、カレッジの試合を毎週の楽しみにしてます。あっちはそろそろレギュラーシーズン終わりますけど。

 さてボロ負けの試合でしたがその中で希望を見出すことができました。
 ドルフィンズがめちゃくちゃ強いチームになってるからです。僕のドルフィンズのイメージはなんというか「それなり」のチームでした。ここ10年でプレーオフに進んだのは1回。地区優勝は2008年が最後。ときどき10勝するけどたいていは負け越しのシーズン。そんなチームが見違えるくらい魅力的になっています。2年後、あるいは3年後にテキサンズが今のドルフィンズのようになっていないとどうして言えるでしょうか。
 Andy Reidがチーフスを指揮して前年2勝から11勝で地区優勝したり、イーグルスがチャンピオンから3年後に4勝だけのチームに転落して今シーズンは開幕8連勝したり、ジェットコースターのように隆盛を繰り返すのがNFLだと思ってます。来年のテキサンズが暗黒期を抜けてることを祈って、今日の記事を締めます。


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