Rasheem Green

 ドラフト直後に元シーホークスのDL、Rasheem Greenと契約していましたね。1年3.25Mです。再契約するなら2年7.5M、というシアトルの記者の予想を見ました。それより安上がりで済みました。彼についてメモも兼ねてつらつらと書いていきます。
 カリフォルニアはロサンゼルス生まれの25歳(先日5月15日が誕生日だったんですね、おめでとうございます)身長6−4(193cm)体重279lbs(127kg)2018年に3巡79位指名。カレッジはUSC。
  最初の3年間は控えだったりIRを行ったり来たりでパッとしません。ルーキー契約最終年の去年はスターターに昇格、17試合に出場(うち16試合先発)し6.5サック、48タックル、6TFL、15QBヒットを記録しました。
 
 時間が少しあったので去年の試合をいくつか見ました。
 まずは長所から。バーサティリティあふれる選手ですね。1、3、5、9テクから、2、3、4ポイントでセットしてます。テキサンズではDTとDEどちらでもプレイするでしょうね。
 サイズのわりに横の動きがスムーズですねぇ。アウトサイドゾーンを守るのが上手いと思いました。OLとの当たり方次第ですが、キャリアーをきっちり内側に切らせてくれます。
 パスシチュエーションでは大外からまくるスピードはありませんが長い腕(33 7/8インチ)を活かしたハンドテクニックと、カウンターで内側に切り込むクイックネスが武器です。ラッシュで広がったGとOTの間に入り込むのが得意ですね。
 ギャップにギュンと入る能力はDTでも脅威ですね、ラムズ戦で見せたAギャップに割り込んでのサックは見事でした。
 
 短所ですが、4−3DEにしては大型ですけどプレイからパワフルさを感じません。ブルラッシュで押し込むシーンがほとんどないですね。というかラッシュのパターンが少ないような。苦し紛れでスピンすることもありますが特にプレッシャーはかかってなかったです。ラッシュの当たり外れが激しく、ギャップに切り込むつもりがスナップ後2、3歩でバランスを崩して無力化する場面も何度か見ました。
 横の動きには強いですが縦に押されるとズルズル下がります。OLに理想的な手の位置を取られたらリカバリーする技量は無いようです。ダブルチームに極端に弱いようにも見えます。OLならまだしもTE2人にやられてたときはギョッとしました。

 汎用性の高さは魅力的です。そういう意味ではテキサンズのディフェンス好みの選手だと思います。押し込んでポケットを狭くするのでなく、OLをかわしてバックフィールドに送り込むディフェンス、という意味でも合ってるでしょう。考えようではランブロックできるDEとパスラッシュできるDTの両方を一度に補強できた、とも言えます。Maliek Collinsの負担を減らせる待望のDLです(もちろんThomas Bookerの成長にも期待してますよ)

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