こんなところに居たのかやっと見つけたよ
ここが私のライナーノーツ
Linerってコートの裏についてるあれだよな…良く分からないけど何かの裏にぐちゃぐちゃに書き殴ったようなライナーノーツ書いてみたい。本格的なのは書けないから自分の感情を書きとめてみる
全曲トレイラーが公開された日何も考えず直ぐに聴いた。
いきなり高音サビから始まったままごと
この時すでにぶっ刺さり耐えられず直ぐ止めた。
トレイラーだけで刺さりまくって感情が動き過ぎて明日アルバムを全曲フルで聴いてしまったら私はどうなってしまうんだろう…このアルバム良すぎて怖い…
そう、これがまだ発売日前夜の感想。まだ全てを知らない始まりの思い
こんなところに居たのかやっと見つけたよ
1.ままごと
いきなりサビから始まる絶対的な一曲目感。寝癖のサビが浮かんでたクリープハイプだ衝撃だった。衝撃に耐えられず直ぐ止めた。これはちょっとした事故だ。咄嗟に心の防衛本能が働いたんだ。
お茶を飲んで落ち着き気合を入れてトレイラーに挑んだ。クリープハイプの新曲を不意に聴くのは命が危ない。そう思った。衝撃波
2.人と人と人と人
802とのコラボ企画で8月1日、1回目初OAでインストの状態で聴いた
変わって行っても変わらないもの。
自分でも分からない何かを探している。
夜の街を走っている進んでいる。
過ぎ去った何かが終わったのではなく、今、この瞬間に伝えたいそんな気持ちが未来に繋げようとしてる。
これが聴いた後に浮かんだイメージ
それからの毎日タイムフリーが切れるまでリピートして聴き続けた。交差点を行き交う人を眺めてるのが好きでいつも自分の中にずっと分からない何かを探してる感覚があって思い出せそうで思い出せない。雑踏の中に漂っている私の声に気付いてくれたようで嬉しかった。生涯をかけて好きな曲に出逢ってしまったかもしれない曲の疾走感が気持ちだけでなく走り出したくなる。でも走れない
短く端的に書こうと思ってるのに長くなってしまう。少ない言葉で刺してくる尾崎さんの凄さを改めて思った。
"尾崎綾鷹観"だ…
ここから少し急ぎ足で行こう。
3.青梅
もの凄く爽やかな曲なのにレモンでもリンゴでもない"梅"。写真はどう見ても真っ赤な"梅干し"。すっぱい梅干し。あぁクリープハイプだなあって一人から二人になって真夏の湯気も真夏の焦げも二人で酸っぱい顔してるのもいいなあ
4.生レバ
ともかくかっこよい。かっこよくてかっこよくて歌詞がない事こそかっこよく思えてしまう。生レバのかっこよさは口では表現し切れない。表現しようとする事すら野暮に感じてしまう。あの日Kアリーナで観た、ど迫力なステージが忘れられない。先日、書店に行った帰り道、生レバを聴いてる時に突然目の前に花火が上がった。生レバを聴きながら見上げた花火はぐっと来た。今も胸に刺さっている。生レバには炎も花火も良く似合う。
もっとこう、曲についての事とか言えたらいいのに私に表現力があれば…無能を誰かのせいにして楽して生きてたい…無念
5.I
空音さんとの「どうせ、愛だ」MVも好きな曲だったクリープハイプとして新しく解釈されIとしてリリースされたのが嬉しかった。寂しさや哀しさの中に美しさを感じる。神様お前ちょっと来い!
逆らえない宿命のようなものに翻弄されてるようで凄く好きな歌詞。
私の中ではハン・ガンさんや木下龍也さんの作品に触れているような感覚になる曲。悲しさの元は違えど何にもなれない悲しさみたいな思いが自分みたいだなと思える
6.インタビュー
挫折と苦悩と復活。
ゆったりとした静かさの中に強さを感じる。尾崎さんの歌い方も胸を打つ。まだ諦めてない終わってないどこかを見つめた強い眼差しを感じる。苦悩と痛みの中もがいてる姿が自分と重なる。この曲が自分の中の苦しみの塊を涙と一緒に溶かしていく。泣かずに聴けた事がない。
ライブでタオルを被って激泣きしているヤバい奴が居たらそれが私です。間奏のギターソロ泣かすぜ…
7.べつに有名人でもないのに
毒づいて刺してくるタイトルなのに最初に想像してた感じとは違う静かでゆったりとしたピアノから始まる曲だった。が
しかし!
このノスタルジックな哀愁ある曲が、べつに有名人でもないのに自分の人生をまるで映画のヒロインのようにまだ語ってるあたしがどこまでもやばく滑稽に感じさせる。これがクリープハイプのやり口なのか
8.星にでも願ってろ
ついに、この曲がバンドの音になってリリースされると分かった時、私だけじゃなく全、太客が沸いたと思う。どこか怪し気なイントロ…から、うわっ!かっこいいサウンド!
" あの娘の煌めく指輪から渦々しいものを感じたどうにかして闇に葬らなきゃ指ごとくれませんか?なんてねなんて言ったところで物騒過ぎてんで笑えない"
心が踊る!長谷川カオナシ曲と言うと妖怪や神隠し的なちょっと不思議な世界に引き込まれるような、もう長谷川カオナシと言う存在がすでに違う世界への入り口のようにすら感じる。
今年の尾崎世界観の日に歌っている後ろから照らす強い照明の光でカオナシさんが何度も消えて見える瞬間があって、本当は初めからカオナシさんはそこに居なかったのじゃないか?と思った。カオナシさんなら本当に違う世界と行き来出来るのではないか?と思った。その世界線が私の心を惹きつける。この曲は妖怪感では無く間違いなく人間。幸せで居て欲しいけど孤独に寝てますようにと願う。形は違えど欲しがる気持ちが大きくなり過ぎて暴走してる千と千尋の神隠しのカオナシみたいだなと思った。長谷川カオナシ曲に惹かれるのは誰の中にも居る化け物のような物と共鳴しあうからではないかと思う。最高です
9.dmrks
初めて曲名を見た時にdmrks!?!笑、ってタイトルだけでもう最高だなあ!って思った。実際聴いたdmrksはもう全て最高だった!かっこ良くて感覚で好き!これが私の好きなクリープハイプだ。全開だ。
(尾崎さんエゴサしてるんだな…)
隠し隠さず、ど、ストーレートに黙れカスって言い放つ尾崎さん最高だ!火の玉ストレート!これだからクリープハイプたまらないdmrksTシャツ作って着て歩きたい!勝手に解釈して黙らなくてはいけないカスは私かもしれない
10.喉仏
多分そうだ。きっとそうだ。間違いなくそうだ。MVを観てからと言うもの、この曲を聴くとなぜか分からないけど笑ってしまう人になってしまった(そんなのMVが面白いからだよ!)クリープハイプは全くどんなタイプの曲でも成立してしまうの凄過ぎるだろ…と今日もまた、聴きながら笑ってる。愉快だ
11.本屋の
本屋の好き!猛烈に好き!初めて聴いた時からこめかみにヒットしました!ドラムのかっこ良さたまらない!!クリープハイプは歌詞が良いと良く見かけるけど歌詞はもちろん、私は曲が良い事を全力で叫びたい!!そして演奏が上手い!!アレンジも本当に最高でこの気持ちを何処にぶつければいいのか言葉に出来なくなる時がある。それが今!!クリープハイプ最高ー!!
12.センチタルママ
怒涛の新曲ラッシュ。テンション上がりっぱなしで、この曲はあの頃の事だな…なんて思って聴いてると途中に入ってる尾崎さんの声。
"あぁ…くそぉ" "あぁ"
この遊び心たまらない!!私は普段、感覚で生きている。歌詞カードを見ずに聴いている。それでも言葉遊びの筋肉は付いてきている。ママと悪寒とおかん。直ぐ聴き取った。歌詞カードを見て確認してなんか笑った。死にそうなほど今を生きてる。さすが…さすがだ尾崎さん…辛い苦しい時に生きているって命を感じる私も精一杯生きたい!!(この感覚すぐ忘れちゃうんだよな…)
13.もうおしまいだよさようなら
初めの不協和音の部分、そこから始まる所たまらなく好き!デコボコが一つになって行く。ラジオのエンディングにこの不協和音が流れ始めてみちおさんの声が聞こえるの凄く良かった。曲ハラでも何でも自分達の為に出来た曲なんて素敵過ぎてトム・ブラウン幸せ者だあ。布川さんのDVのやり口もそう言い放つみちおさんも真剣にお笑いやっててかっこいいよ。
14.あと5秒
たった5秒がばら撒かれて拾い集めながら好きな曲だって5秒ずつでも直ぐ分かった。間違いなかった。全部が心にぶっ刺さった。どうしてこんなに私の好きな曲が分かるのだろう…と本気で思った。
自分からでは無く曲から寄ってくる。あと5秒はそんな曲だった。本当に尾崎世界遺産観だ
15.天の声
この曲を始めて聴いたのが今年の「尾崎世界観の日」だった。ギターの弾き語りに引き込まれて「君は一人だけど俺も一人だよって」って聴きながら涙がこぼれ落ちてて泣いてる事にすら気付いてなかった。歌い方もあって物凄く心をえぐられて、また聴けたらと思っていた曲。
あの日、尾崎さんのアカウントが動いて天の声の歌詞が上がって、歌詞を観て直ぐあの時の曲だ!!ってあの時の感動が蘇った。かなり動揺した。動悸した。
そしてリリースされバンドの音に肉付けされ弾き語りで聴いた時よりも明るい曲調に感じた。でも聴いてるうちに泣いてるのに笑ってるような感じが良い!実際に聴きながら泣いてるのに前を向けてる。この曲は聴く場所を選ばないと外で聴いてるのに泣いてしまっている。大人なのに外で泣いちゃってるよお!って笑いながら泣いてる。泣きながらいつも思う。この曲があればこれから先も私は生きて行ける。
また大切な大好きな曲が増えました。
心からのありったけの気持ちを込めて。
ありがとうクリープハイプ!
「こんなところに居たのかやっと見つけたよ」ってアルバムタイトル名を初めて聴いた時、私は一番最初にクリープハイプがこれからのクリープハイプを見つけてくれたようで嬉しかった。今まで物凄く悔しい事もムカツク事も色々あったと思う。色んな苦悩や悲しみや苛立ちや悩みのその答えを見つけ出して、これからを歩き出してくれたようで勝手に涙した。
そして私もやっぱりクリープハイプに見つけて貰えたようで本当に嬉しかった!
それに変な声って言われてる全然変じゃ無い声に導かれて私はクリープハイプに出逢ってクリープハイプを見つけ出したから
最近は絶対とか永遠とかいう言葉が少しだけ安っぽく嘘ぽく感じる。だけどこの気持ちには嘘が無い。クリープハイプから離れる事は先ずないと思う。
人は一人で産まれて来て去る時も一人で悲しいけどいつか必ず終わりは来る。
だからその時まで、まだまだずっと一緒に居たいと思う。今までもクリープハイプに支えられて一緒に生きて来た。
ずっと私の中で静かに熱く燃え続ける。
っていう熱い太客がきっとどこかにいるよなって思って、こんな太客が居てもいいよなって、いかにもライナーノーツのラスト過ぎる展開かもしれませんが、ずっと、好きでバンドを追い続けて時々邪魔になって捨てられた傘みたいな気持ちになったり自分の居場所が無くなってしまったように感じたりして、でも私はお前なんだって。バンドを愛し続ける太客なんだって。
誰にも見つからないようになるべく目立たないようにずっと居られたらって。
だから、どうか
これからも一緒に居させて下さい。
そしてありがとう。
15周年おめでとうございます。
付かず離れずでこれからも
こんなところに居たのかやっと見つけたよ
って何聴いても大好き!最高ー!しか言わない私のライナーノーツはLinerにでも包んでぐちゃぐちゃに丸めてゴミ箱にポイ!!クリープハイプ最高ー!
#「クリープハイプ」
#「こんなところに居たのかやっと見つけたよ」