映画「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」をよその街の小さな映画館で観る
久々の5時半起きでした。この季節のこの時間はまだ暗いんですね。清々しい朝活人間にぬくぬくとした布団の中から憧れ続ける生活を送っていますが、今日は違います。だって気がつけばもう11月も下旬に差しかかろうという頃です。ずっと「観たい観たい」と思ってたわりにはアンテナの感度が悪すぎて、全然引っ掛からずで、9月末から公開になっていたこの作品の上映は近隣・遠方関わらずもうすでに9割方終ってしまっておりました。が、なんと!同じ県内で上映している場所を見つけました。しかも今週が上映最終週。同じ県内といえども峠を越えて高速乗って2時間かかるし、なんなら朝イチ9時10分からの上映だけど。今日行くしかないじゃないか。
コンパクトで親しみやすい映画館・鶴岡まちなかキネマ
気合いの表れか、なんと上映1時間も前に着いてしまいましたが、目の前にはなんとも可愛らしいコンパクトな映画館「鶴岡まちなかキネマ」。映画館は鶴岡市の観光情報や地域に関する案内を提供する施設の一部で、観光客だけでなく地元住民も利用できる、地域密着型のコミュニティセンターのような役割も担っているようです。
大型スクリーンを求める方にはちょっと違うかもですが、ちょっと映画館見知りをしがちなワタシにとっては入りやすい、安心できるサイズ感でした。
終わった後、入れ替え前のお掃除に来てたスタッフさんが、「映画どうでしたか?」と話しかけてくださいました。映画を見終えたばかりで「すっごく良かったです」と興奮気味に話してしまったのですが「そうなんですよねー。私もこれ好きなんですー。」とニコニコ答えてくださって、なんだかそんな小さな会話もとても幸せな気持ちになりました。映画は基本一人で観るのが好きだけど、こうやって思いがけず誰かと共有できることは嬉しいですね。
ワルキューレちゃんたち。
「ベイビーわるきゅーれ」は配信のドラマを見ていて、今回映画を見たのは初めてだったのですが、肉弾戦がとにかく凄くてですね、迫力ありました。主人公の二人はちょっと段々ヨレヨレになっていくんですが、今回敵役の池松壮亮が全然で。結構血まみれにはなっていくのですが、なんというか「強靭」っていう言葉はこの人のためにあるんだって思いました。
本日のまとめ
観たい映画は早めに観ておくと良いけど、時々遠くの街で見る映画もなかなか感慨深いものがありました。今日、ワタシに話しかけてくださった「鶴岡まちなかキネマ」のスタッフさん、ありがとうございました。人が集う場所を作る人たちってなんか素敵だなぁ、また行きたいって思いました。そして俄然機嫌が良くなったワタシは勢いづいて「牛タン定食とろろ付き」を食べて帰ったのでした。良い秋の1日でした。