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クリスマスの日はカレーうどんを食べました

寒い日々の中で明るい華やぎとか賑わいとか、確かにクリスマスには気持ちをウキウキさせる、景色をキラキラに見せる魔法があった。

子どもたちにバレないように買ってきたプレゼントを隠したり、サンタクロースのためにチョコチップクッキーを置いてみたり、サンタクロースのサインとして英字を筆記体で左手で書いてみたり、改めて振り返ると子どもたちをいかに欺くかに総力を注ぐことも多かったように思う。

3人の子どもたちが順調に次々と巣立っていったあと、ワタシの中から「クリスマス」は見事に消えていったのだが、昨年「ケーキを注文しておくよ」と連れ合いが手配してくれた。何だかっていう老舗として有名なケーキ屋さんのクリスマス仕様のホールケーキだったらしい。結構な甘党で娘の帰省を理由に久しぶりのホールケーキに心を躍らせていたにもかかわらず、ツレはなんと手を滑べらせて箱を落としたばかりか、その箱を踏んでしまったのだ。

結果この一件を笑いにかえるタイミングを逃してしまい「クリスマスケーキ」は禁句となり、ウチのクリスマスは気まずい空気のまま終止符を打ちました。

ということで、クリスマスだからって「カレーうどん」にしたわけではないけど、今年のクリスマスディナーは「カレーうどん」でした。
前日のカレーの残りをカツオ出汁で伸ばし、小口ネギをちらす。

点灯するいろとりどりのクリスマスツリーの電飾が綺麗だった。
ビリビリとラッピングを破りながら、嬉々としてプレゼントを開ける子どもたちは可愛かった。

自分はもうクリスマスを祝うことはないかもしれないけど、クリスマスは素敵だと思う。クリスマスを楽しく過ごした思い出もたくさんあるのでこれでよし。





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