初めて一人暮らしをした時の話 -4-
洗濯機にベッドに冷蔵庫
だんだん人が住んでいる雰囲気の
部屋になってきた♪
それからも毎月お給料が入る度に1つずつ
家具・家電を揃えていった
洗濯機の次に買ったのはオーブントースター
これでカリッとトーストした食パンが
食べられると想像しただけで
唾液腺が刺激される(笑)
食パンをトーストする事すら
当たり前ではなかったんだなぁと感じた
それからラグ、テーブル、クッション
テレビ、電子レンジ…と順調に現代人の
生活へと近づいていった
仕事もパートのフルタイムから正社員雇用へ
本当に不思議なのだけれど昔から
もう無理、もう打つ手がない…と
とことんまで追い詰められると
どこからか救いの手が伸びて助けてもらえた
初見のキーパーソンが現れたり
偶然目にしたチラシだったり友達だったり
ほぼ0(あるいはマイナス)からの出発だった
一人暮らしも神様が友達を通して力添えして
くださったとしか思えない奇跡的な経験
もしかしたら生まれる前に魂仲間と話し合い
『今度の人生ではこういう経験をする
つもりだから◯◯さんサポートお願いね』と
お互い承知の上でシナリオを書いて生まれて
来たのかもしれないと思うほどに完璧だった
“周囲に支えられ生かされている”
人の優しさが身に染みた
何より私は素晴らしい友人に恵まれている
友達は一生の宝だと心から思った
そして食べる物にも着るものにも困らず
雨風を防げる家があり毎日お風呂に入れて
柔らかく温かいベッドで眠れる…そんな
今の生活はどんなに豊かで幸せな事か
生きていくのに必要な物は
全て与えられているのだから
今回の経験を通して
自分は守られていると感じた
どんなに絶望的で途方に暮れても
自分で自分を見捨てない限り大丈夫だと
1つ1つアイテムを手に入れ仲間達に助けられ
進んでいく冒険RPGのような体験だった
おかげでこの先の人生たとえ何があっても
きっと何とかなるという学びを得られた事に
とても感謝している