股関節研究について 4回
これまで股関節への私の考え方のポイントを掻い摘んで話してきました。
今日もその延長になります。
今日私がお伝えするのは捻りと軟部組織にの関係についてです。
ご承知の方は聞き流して下さい。股関節には他の関節と同じく関節包があり、その中に潤滑液が存在しています。関節包は元々我々人間は外旋した形状でこの世に誕生します。ハイハイして歩行出来るようになって膝蓋骨が正面を向くのです。その段階で関節包は捻れを伴っていると考えています。そのため引きつけ作用が働き安定力が増す要因となってると言えます。勿論3つの大腿靭帯も然り!
今日話すのはそこではなく、関節の空間的移動にあります。捻れ(関節で言うと歪み?)が生じた場合、軟部組織に一定の張力が捻れの方向に働き、関節は引き寄せられ、ある方向に遊びがなくなる。また、周囲組織としてはその悪条件でも安定して行動出来るように、変化(順応)する事で何もなかったことのように過ごせると考えています。
綺麗に言うと代償性運動や機能を発動して、使えない所を上手くすり替える感じですかね…。
捉え方間違っていたらゴメンナサイ…💦
荷重負荷に対して、全身体で支え合う。
バランスをとって、力を入れてリズミカルに!そんな中、股関節が(捻れ)ていたら全体は…💦
その捻れは筋膜や筋肉、関節包、靭帯群、様々な組織を巻き込んで関節の空間的支持のポジショニングの安定が崩壊します。→行く末は関節構造の破壊です。
大腿骨を土台としてるんです。丸いんです。尚、一歩一歩体重を支えながら捻れたら、様々な弊害が起こるのは必至です。
ココでは触れにくいですが、一般的な股関節の外転力を失います。ちゃんと動いている様に見えるだけで、その動きは阻害されていると捉えています。
手技療法の先生方が見ておいでなら是非一度ご再考して頂けたら幸いです。
まだまだ助けを持っておられる患者様は沢山おられます。是非一緒に尽力しましょう。