長女の小学校受験を振り返って 〜やって良かったこと、良くなかったこと〜
小学校受験が終わり、次女の小学校受験を始めた今、ようやく冷静に振り返る余裕ができました。受験期間中は、まるで親子で戦うリアル版RPG。試験というラスボスを倒すために、親は作戦を練り、子どもはスキルを磨き続ける日々でした。
しかし、ゲームと違うのはやり直しが効かないこと。長女の受験を通して「これは正解だった!」と思うこともあれば、「この戦略、完全にミスった…」と後悔したこともあります。そんな経験を、次女の受験に活かすべく、ここにまとめておきます!
やって良かったこと
① 過去問を最優先にした
7月下旬、長女が入塾すると同時に受けた最初のテスト。その結果を見て、夫婦で絶句…。
ペーパーの点数、まさかの0点!!
(※泣くのをこらえながら、冷静を装った記憶があります。)
しかし、救いもありました。
✔ 絵画が得意
✔ 運動能力はすでに申し分なし(ちなみに慶應幼稚舎のサーキットも問題ないレベルでした)
そこで、合格のために必要な要素を分析し、
📌 ペーパー対策
📌 生活巧緻性(手先の器用さや整理整頓)
📌 行動観察(集団での協調性やリーダーシップ)
に重点を置くことに決定。
勉強のベースはすべて過去問!
「早実がどのレベルの問題を出すのか?」を徹底的に把握し、
✅ 塾でやった問題の復習
✅ できなかった問題を確実にできるようにする
を繰り返しました。
過去問研究は、夫婦でかなりやったと思います。
特に早実は出題傾向が明確なので、効率的に対策ができました。
② 生活巧緻性は「日常生活で鍛える」
ペーパーと違い、生活巧緻性は日々の積み重ねが大切。
📌 服をたたむ → 風呂敷に包むを毎朝のルーチンに
📌 クリアファイルを使った整理整頓や自分の持ち物を管理する(親がやってあげない)
これを習慣にすることで、試験本番でも自然に動けるようになりました。
また、生活巧緻性の課題は、口頭で出された課題を正確に理解することが大事です。実際に、課題を行うのでなく、問題を口頭で出して、何をすればいいのかといった口頭試問を毎日行いました。
③ 行動観察は「複数の塾で」対策
行動観察は、いつものメンバーで練習しているだけでは不十分!
試験本番は、初めて会う子どもたちと協力しなければならないので、
✔ メンバーが固定されないように、複数の塾で練習
✔ 本番に近い環境で経験を積む
その結果、試験当日は「知らない子ともすぐに打ち解けて協力できるスキル」が身につきました。
④ 事前に「本番慣れ」させた
長女は「試験」という概念に不慣れだったので、9月・10月に埼玉の入試を経験。
この作戦が
✔ 試験慣れ → 本番のプレッシャーが軽減
✔ 試験を重ねるごとに、勉強に対する姿勢も変化
この経験があったからこそ、10月下旬には塾のテストで上位2~3割に入るまで成長。
「もしかして…合格いけるんじゃ?」と思えた瞬間でした。
やって良くなかったこと(反省点)
① 最初からフルスピードで走るべきだった
7月下旬から受験対策を始めたのですが、
✔ ペーパー1日5枚(少なすぎた)
✔ その他の対策もゆるめ
「10~11月の試験本番までに、過去問のレベルに到達すればいい」と思っていたのですが、これは大間違い!
実際に合格する子どもたちは、過去問レベルを超える力を持っていると、後から痛感しました。
また、次女の小学校受験を始めてから再認識したのですが、子供が受験に対して意識を向けるまで(テストで花丸をもらわなきゃいけないこと、花丸をできるだけもらわないと小学校に受からないということ、そしてそのために勉強をしているということなど)、親が真剣に向かい合ってから3ヶ月程度の時間がかかるように思います。
② 周りのペースに惑わされた
入塾した塾が中堅塾だったため、
✔ 周りの子どものレベルを基準に考えてしまった
✔ 「このくらいの進度で大丈夫」と勘違い
しかし、実際に合格する子どもたちは、もっと先を行っていた…。
次女の受験でスイングに通い始めて初めて、「トップ層の本気度が違う!」と実感しました。
まとめ:受験は情報戦!早めの戦略がカギ
✔ 過去問は早めに! 出題傾向を知るのが最優先
✔ 行動観察は複数の塾で経験を積む
✔ 生活巧緻性は日常生活で鍛える
✔ 試験慣れさせるために、事前に受験経験を積む
✔ 「過去問が解ければOK」は甘い!トップ層はもっと上を目指している