Everybody Dies

先日はまったビリーアイリッシュ。

毎日狂ったように聴いている。

『Everybody Dies』っていう曲がある。
つぶやくように歌うのが彼女のスタイルの一つであるようで、それが魅力的なのだが、この曲はなんかもう、おそろしい。

歌詞は和訳も含めリンク先を参照してほしいのだが、
「surprise,surprise」の部分がおそろしい。

本当はサプライズでもなんでもないんだ。
みんな生きているものはおしなべて最後は死ぬ。

私が昔、狂ったように読んでいた池田晶子さんのご著書で、たしか電車に乗っていて、ここに乗車している人の大半は100年後にはほぼいないというのを読んで戦慄した覚えがある。(今出典を本に求めずに、私の記憶だけで書いているので、間違っているかもしれない)

今の平均寿命からすれば、人生100年時代とか言ってても、元気で電車に乗れる100歳なんてほぼいないことを考えると、ほんとうにサプライズでもなんでもない。みんないなくなっちゃうんだ。それが世の常である。

昔やたら「死」について考えるのが好きだった。
30歳前のほんとうにしんどいとき以外は、死のうと思ったことさえない。ただ「死」について考えるのが好きだった。

理由はない。
しいて言えば、私のホロスコープにおいて、さそり座特性の「8室」に星が集まっていることが関係していそうだ。「8」の数字は死と再生を意味しているそう。さそり座は、「死」「性」「秘めること」など、なにやら暗い感じのキーワードで語られることが多い。

私は太陽いて座なのだが、自分の感覚としてさそり座の性質のほうがしっくりくる。現に金星はさそり座だしな。

いきなりホロのハナシになったが、この一つアーティストが好きになったら、しばらくとことん集中してそればかり聴くというのも、小さい時から話変わらない。そして、しばらくしてほかに興味が移ったとしても、一回好きになったものは容易に嫌いにならない。その逆も然り。初対面で嫌いなひとはもうずっと嫌い。未来永劫嫌いでいる自信がある。

何の話だったっけ。
そうビリーアイリッシュの曲の話をしていた。
今は最新作をずっと繰り返し繰り返し聴いているが、しばらくしたら、別のアルバムも聴くことになるだろうと思う。
聴いて全然スカッとしない。なんなら落ち込んでいるとき聴くと、余計に落ち込んでしまいそうな作風なのだが、それがクセになってしまっている。
でも、きっとやさしいひとだよね。『Everybody Dies』の訳見て「やさしー」って泣いた。


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