「なんでもいいよ」の罠
昨日は仕事しながら 母の新しい家探し。
神戸市内で探した。
結果90パーセント決めた。
今日母が内覧して気に入れば契約する。
家探しは難航した。苦痛だった。
母は神戸に居て、わたしは愛知県にいる。
離れているので連絡を蜜にとりながら進める。
こんな電話ばっかりしてたら
耳垂れ出るわ。闇金ウシジマくんか。
希望の場所があれば教えてほしいと言っても
ぜーんぜん違う答えばかり返ってきて
遅々として進まない。
おばちゃんって話が逸れがち。
とりあえず、うんうん、と聞くが
違う。今、教えてほしいのはそれじゃない。
全てこちらにおまかせ、と言いつつ
提案したらしたで
「そこ、治安が悪いねやんか!」
と治安悪いエピソードが続き。
「阪神か…阪急沿線じゃないと不便やわなぁ。」
とダメだし、だめだし、駄目だし。
あぁ…先に言うてや。
でも怒ってはいけない。
母が希望を言えなくなってしまう。
そして、仕事も同時にやらなくてはならない。
こういう日に限って仕事もパタパタ忙しい。
疲れる。
母とは、なぜこんなにわたしを消耗させるのか。
最終的に母のことは地元に帰すことにした。
土地勘がないと生活しづらいからだ。
ここに至るまでにも
小説3巻分くらいの地元エピソードを聞き
「…??で、地元は嫌なの?ん?どういう事??」と
キツネにつままれ、闇の中を彷徨った。
もうアタマがくらくらする。
最後に母は
「ぜーんぜん!その辺はテリトリーや!」と言った。
そう、それが聞きたかったんですなんで直ぐにその返事ができんのやなんでめちゃくちゃ長いエピソードトークのあとにしか答え言わんのやすげーつかれる
と思ったけど
「ほんなら、ここにしよか」とだけ返事をした。
不動産会社さん何社かと、よーいドン!で
交渉を開始したが、
対応は三者三様。めちゃくちゃ差があった。
わたしも営業職なので
選ばれる営業さんとはこういう人なんだな。
ってめっちゃ勉強になった。
担当の方はとても親切で、ほかの悪口を言わず
ゴリゴリ推すこともせず
こちらの些細な質問にもすぐに答えてくれた。
わたしの性質を素早くキャッチして
この対応をして下さったとしたらとても鋭い。
ゴリゴリ推されてたら連絡やめてた。
この人、契約すっごいとるんやろな。
あぁ、わたしも話が逸れてしまった。
おばちゃん化現象が進行している。こわい。
今日母が物件気に入ればいいな。
決めた予算とそう違わず、駅チカで
街までもすぐ、買い物できる商店街も近く
キッチン、バス、エアコンが新調されたばかり。
この広さで、綺麗さで、この家賃はほんとうにレア。
わたしは8回引越ししてきたので
色々物件を見てきたし、今回もいっぱい見たけど
これ以上はなかなか無いんじゃないかなぁ。
何よりもう物件探しでこれ以上
消耗したくないんだよぅ。
まだ引越しもあるんだよぅ。
親子珍道中はまだまだ続く。