最先端の不妊治療について学んでみた
Instagramで流れてきた「不妊の原因を調べる検査」「最先端の不妊治療の最新情報」を全五回にわたって無料で教えてくれるという#バリノスカレッジの学びというものに応募して第一期の学びを終えた。
無料で膣内の菌の状態を調べてくれ、それについても教えてくれるという。
検査キットが送られてきて、採取方法など第一回目で教えてもらった。
・第一回目は妊娠継続にはラクトバチルスという菌がいた方が良いということや
検査方法のやり方
・第二回目は検査結果の見方、なぜラクトフェリン(錠剤)が良いのか?
・第三回目はさらに詳しく子宮菌がどのように働いているか?
・第四回目は着床前診断(PGT-A)について、どうやって採取するのか?
・第五回目は着床前診断が先進医療に認定された訳や現在の研究の進歩状況等
毎回、12時からの約45分。
働いている方でも簡単にオンラインから参加でき、
全員画面オフなので、気兼ねなく質問もできる環境だった。
何よりもかなり高度な質問が飛び交い
みんな真剣に不妊治療に取り組んでいる方々ばかりの参加だった。
最先端で検査をして、錠剤を作っている会社とあって
データもしっかりと出してくれて、感心させられるものばかり。
医者とのやりとりや、現在の世界での治療方法など真新しい情報を教えてくれた。
とても分かりやすく説明してくださり、知らなかった事が沢山あった。
私は訳あって、体外受精には踏み切れなかった人間だけど、
流産を1年ごとに繰り返して、確実に着床前診断ができる側にいることが
分かった。
一方、日本で、保険治療に踏み切れない訳も良く分かる。
友達は40歳以上で体外受精をして、シングルマザーとして生きていくことを決めて、PGT-Aはしないと決めていた。
どんな子でも受け入れていきたい!という意思の表れだった。
彼女とマタニティヨガをしている時に、私は妊娠した。
そして、2度目の流産となり手術をした。
外の世界で生きていけない子は自らお空に戻っていく。
それでも、ひと時でもお腹に宿ってくれた幸せは忘れられない。
そんな話の後に、彼女は出産。
ダウン症の女の子だった。
可愛くて、愛おしくて・・・。
気の強い友達だけど、日に日に表情が和らぎ、
母になっていく姿を眩しく見ている。
PGT-A(着床前診断)を希望すると、ここでダウン症だったり、
その他の染色体異常の子供たちが弾かれていく。
それは、流産しやすく、流産となると、体に負担がかかり、また子宮を休めるために不妊治療をお休みする期間が増える為だ。
妊娠しやすいのではなく、流産を予防するためにPGT ーAは推奨されている。
アメリカでは体外受精を行う人の1/2が行うという。
自ら選択できるようにすれば良いと思う。
どうしたいのか?をはっきりさせておく。
自然妊娠でも、羊水検査をして調べる人はいる。
そして、病気は自分達が知っているものだけではないという事を
親になろうと思うならば知っておかなければならない。
クリニックに勤めていた時、20代前半で出産した母親が
「赤ちゃんに障害はないですか?私、ダウン症とか本当に無理なんです。
受け入れられないんです。先生は違うって言ってたんですけど、本当ですか?」
と聞かれた事がある。
「見た目からして、あなたの旦那さんにそっくりだよ。」
と本人には伝えたが、疾患は一つでもなければ、精神疾患もあるし、
これから、どんな事故に巻き込まれるかも分からない。
安心し切った若い母親にそんなことは言えず、ただ、おめでとう。
頑張ったね。これから、もっと頑張って!!と励ました。
話が逸れてしまったけれど、
未知だった不妊治療の世界がここまで進んでいるのか?ということや
世界的にはどうで、今、日本はどの段階に入ってきた!!
という事。
ラクトバチルス(子宮菌)に関しては確実にいた方が良いということ。
多分、これから、もっと未知だった世界が分かってくるんだと思う。
日々、研究に励んで、研究発表し、
不妊治療に役立ててくれる方々の裏側を見せていただいた。
感謝と共に、頭が下がる思いでいっぱいになった。
更に医療や技術、研究が進むと
子宮も作れちゃったりするんだろうか。
どのくらい育っているからそろそろ出そうね。とか
SF世界のようになるのだろうか。
女性同士のカップルや男性同士のカップルが自然に自分達の子供を
産み育てる世界が来るかもしれない。
そうなっても、助産師を必要として欲しいなぁ〜。
子育てをする仲間に入れて欲しいなぁ〜。
どれだけ最先端の技術や治療となっても
目に見えない人との繋がりを感じて仕事をしていきたいなぁと
改めて気付かされた。
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