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【SNS】文明の進化による人間の退化
遠い昔、人間は獲物を仕留めたり、肉を切ったりするためにナイフを発明しました。言ってしまえば、切るという機能を手に付け加えたということですね。素足では通れない場所を歩くため、長い時間歩くために、靴を発明しました。守るという機能を足につけたのですね。このように、文明が進んでいくと人間は精神的に豊かになっていきます。
私が思うに、21世紀以降では文明が急激に発達しすぎて、貧しい精神生活を送る人間が多くなったのではないかと思います。
考える力を失う
文明の利器による表面的な豊かさはありますが、考える力を失った人間はそれ以上の豊かさを享受ことはできないでしょう。
スマホ・パソコン等のコンピュータの発達で思考しなくなりました。わからないことはすぐに調べられてしまいますよね。情報化社会では即時性が重要なので、その情報が本当なのかウソなのかなんて判断しません。
「答えっぽいもの」はすぐそこに落ちているので、吟味することもなくなってしまいました。その結果、陳腐な情報に惑わされ、自己主張・意思決定すらできない窮屈な人間が出来上がってしまいました。
人間がスマホを操っているのではなく、スマホが人間を操っているのですね。
友人関係に深みがなくなる
SNSの発達で、友人関係の構築が狭く深くから、広く浅くになってしまいました。当然、悩み事や困りごとを相談できる関係は築けないです。その人の本当の内面を知ることができないから、隣の芝生が青く見え、劣等感を持ってしまいます。インスタグラムやツイッターを見ていると、そんな人が良くいますね。
過剰な文明発達は、個々人を社会との関係から切り離そうとします。そして、思考力を失ったそれらの人たちは、解決する術も考えられないのです。
文明とは程よく距離を置くほうが伸び伸びと生活できます。
<追記>H.G.ウェルズ「タイムマシン」
H.G.ウェルズが1895年に出版した「タイムマシン」では、資本主義文明によって退化した人間の末路が描かれています。
知能も体力も極端に衰えたイーロイ人の姿が描写されていて、「文明によって、人間はここまでも変わってしまう可能性がある。」と驚いた覚えがあります。
以下、あらすじです。100年前に書かれたと思えないくらい、面白い設定のSF小説なので、興味のある方は是非読んでみてください。
時空を超える“タイムマシン”を発明したタイム・トラヴェラーは、80万年後の世界へ飛ぶ。そこは、地上に住む華奢で穏やかなイーロイ人と、地底をねぐらにする獰猛なモーロック人という2種族による原始的な階級社会だった…。
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