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私たちは「どこにもいない一般人」だ(宮本アロハ)

 「全ての人は変人であり、変人でない」
 これが私の考え方です。一読しただけでは意味がわからないかもしれません。

 しかし、前者の「変」と後者の「変」では意味が異なります。1つ目は、人とはちょっと違うことがあるという状態。2つ目は、人々の在り方のボリュームゾーンから大きく逸脱した状態のことです。

 つまり、「普通」なんていうものは本当はなくて、人類は皆、どこにもいない一般人だ、と私は思います。

 例えば、あなたの隣に座っている「普通」に見える人だって、何か面白い一面や人とはちょっと違う一面を持っているはずです。
 だけど、そんな一面を表に出さず、あたかも「普通」であるかのように振る舞おうとする人も多くいます。それは、現代では変人であることが「よくないこと」として捉えている人がいるからだと思います。

 『Hen-zine』創刊を通じて私が目指したいことは、輝いている変人の存在を多くの人に知ってもらうことで、全ての人に「変人である」ことに誇りを持ってもらうことです。
 そして、全ての人が自信を持って自分らしく生きられる世の中になることを、私は祈っています。

(東京大学理科一類1年 宮本アロハ)

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