居場所について

こんにちは。この記事を読もうとしてくださり、ありがとうございます。ほっとする。少し面白いな。そんなふうに何かしら役にたてたら幸せです。 

あなたにはここが私の居場所だと言えるところはありますか?体だけでなく、心のほうも安心していられる居場所です。

以前の私にはありませんでした。実家暮らしのときは精神面の不調のため、自宅であまり動けず、ひきこもり状態でした。肉体的には休めても精神面は休めない環境にいたからです。そのため双極性障害2型から幻聴を発症し、統合失調症感情障害に病名も変わりました。

私は環境を変えて病状を安定させたくもあり、友人とアパートでルームシェアを始めました。

友人はルームシェアを始める以前から、ある若者のひきこもり支援をしているNPO法人に関わりがありました。
そのNPO法人では若者のひきこもり支援のため、古い民家でひきこもり当事者、ひきこもりの家族、身近にひきこもりをしている人がいる方、支援したい方が基本的にいつでも集まれて、いつも誰かとお茶を飲みながら相談や雑談ができる居場所を開設、運営をしています。

引っ越してから私は先に居場所に関わっていた友人より頻繁に、その居場所へ通うようになりました。病状を安定させたいから休もう、とはいえ、あまりに1人で過すのも辛いしどうなのか。じゃあ、いつも誰かしらが居る居場所に少し立ち寄ってみよう。そんなふうに気楽な気持ちで立ち寄れるのが私と友人が通う居場所というところです。

居場所には話し相手になってくれるボランティアの方と職員さんがいます。その方達が居場所に集まる利用者(私、友人ふくむ)を迎えてくれて、そこに居場所の仲間(利用者とも言いますが居場所の職員さんボランティアさん含め、利用者を仲間と認識し呼ぶことが多いです)が集まり、いつ顔を出しても職員さんボランティアさんの他に仲間が誰かしら居て、リラックスしておしゃべりをしている。その輪の中に、すいっと入ってほっとできるのが居場所です。

仲間はしたいことを居場所で出来ます。ゲームをしたい人は1人だったり仲間とゲーム。眠りたければ畳なので寝転んで昼寝して良し。落ち込んでいれば話を職員さん、ボランティアさん、仲間が話を聞いてくれたり、場合によってはそっとしておいてくれる。冗談や笑い話をしたら必ず誰かしらが話に乗ってくれる。

飲み者は居場所の台所に用意されており、仲間がセルフで用意し飲みます。お菓子も常備されています(さすがに1人の量には制限あり)

通い始めの頃は、この居場所の雰囲気の中でどう自分の居場所を見つけようかと気張っていました。なにせ同居する友人が居場所にいない時は、自分1人で会話の輪に入らなければいけないからです。職員さんやボランティアさんは話しかけてはくれるのですが、私が緊張しているため落ち着かつかなくて、30分から1時間で帰ることが多かったです。けれど通ううちに居場所の中で仲間と顔見知りになり話せるようになると、あっという間に自分の居場所を見つける、作ることができました。

居場所の仲間は、ひきこもり支援をするNPO法人が運営する就労支援b型やa型に通っていたり、パートをしていたり、自営業をしていたり、主婦をしていたり、子育て中だったり、職を探していたり、もしくは仕事を休んでいる最中だったり、様々です。

家庭や仕事や病気や障害のこと、みなそれぞれに悩みながら生きています。居場所の職員さん、ボランティアさん、仲間も本当に個性的です。

居場所の仲間同士の会話を繋ぎ盛り上げるのが上手な気配り上手な職員さん←だけど小学校低学年の男の子みたいな下ネタでよく笑う。いつもニコニコしていて朗らかでみんなでイベントをするのが好きな職員さん。いつも飄々としていて少ない言葉で笑わせる職員さん。無邪気で気になることは何でも聞いちゃう好奇心旺盛でおしゃべりのボランティアさん。料理が大好きかつ上手で、よく仲間に手料理を出してくれる歴史にも造形の深い元教師のボランティアさん。いつも居場所で寝転びながら仲の良い仲間にくっつき冗談で笑わせるのが上手な仲間。基本的にいつも静かで内気そうなのに、ふいに自分から下ネタを言い出す仲間。子供と遊んだり面倒をみたりするのが得意で大好きな仲間。いつも何かしら好きなことをしている料理を作り振る舞うのが大好きな仲間←私の同居人であり友人。本当はもっと仲間がいるのですがあげるときりがないので、このあたりで。仲間同士、誰かが困っていれば協力するし、相談もしあえる、馬鹿話でお腹をかかえて笑いあえる、私にとってはかけがえのない居場所の職員さん、ボランティアさん、仲間たちです。

今回は私にとっての精神的、肉体的な居場所についてのお話でした。仲間たちを思い出しては楽しい気持ちになりました。みなさんはほっとできる居場所、楽しくなる仲間はいますか?

今日1日、どうか良い日になりますように。

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