
予定帝王切開レポ①(@国立成育医療研究センター)
あっという間に、出産から5ヶ月が経った。
iPhoneのカメラロールにある当時の写真をみると、ボロボロすぎて自分自身の写真はほとんど残っていない。これから先、同じことを経験することはないかもしれないのでレポを書いた。
産前、今回の産院である国立成育医療研究センターで帝王切開で出産された方のブログを読んでかなり心の準備ができた。レポというほど詳細は残ってないこの文章だが、いつか誰かの役に立てると嬉しい。
手術前日
帝王切開の入院期間は前泊含めて8泊9日。私にとってそれはそれは長く感じた。
手術前日は10時までに入院手続きを済ませて病棟に上がってくるように指示される。家を出る際、夫宛に「子供が無事に生まれたら読んでほしい手紙」を置いていったのだが、手術前夜にしっかり中身を読まれていたのは、今となっては笑い話だ。
当日、入院グッズを抱えて病院へ。何度も通った病院だけど一段と緊張感が漂う。
病棟は6階。どうやら西と東で分かれているようだ。病室に案内されたのち、胎動などの確認、剃毛があった。心電図の検査も受ける必要があったようで指示された階へ行く。つくづく大きな病院だなぁと思う。
その後、病室で過ごしていると麻酔科の先生や薬剤師の方が手術やその後について説明に来られる。無痛分娩と同じように背中から麻酔をいれるということだった。あぁ痛そう・・・。
お昼は人生初めての病院食。薄味で美味しくないんでしょ?という思い込みとは違って普通に美味しかった。ご飯の量は多めなので持参したふりかけはその後も重宝する。
あとは本を読んだり、術後に備えて準備。小さなバックの中に水やマスク、寝たまま飲めるストローなどをいれておき、術後にベッドの柵にかけておいた。これはやっておいてよかった。
手を伸ばしても届かない位置に冷蔵庫があるため、術後の痛みを堪えていちいち水やお茶を取るなんて苦行でしかない。さらに、許可が出るまで水が飲めないため喉の渇きを誤魔化すのに濡れマスクは使ってよかった。
予約した個室にシャワーはついてなかったので、時間予約して共有シャワーを利用。他の方とほぼ顔を合わさなかったので、予約表をみることで入院している人が結構いることを知る。
夜は友達や母と電話。友人は帝王切開経験者で3人の子供を持つママだ。話をしているだけで勇気をもらった。母は「あっという間に終わるから大丈夫よ〜」と気楽な感じ。夫が制作してくれた思い出動画を見ながら、昨日に戻りたいと何度思ったことか。
21時までは自由に食べたり飲んだりできる。何か食べておかねばと半ば意地で、病棟の自販機で売ってるやたら大きなどら焼きを食べる。
体重を気にする生活もついに今日で終わりなのだ。
