【妻子マンション持ち教員10年目の決断#2】日本人学校の先生になるには
在外教育施設派遣を経験したHiroです。
前回に引き続き、私の経験を綴っていけたらと思います。
✅日本人学校の先生になるには
教員免許を持つ人が、日本人学校の先生になるための道は、大きく二つあります。まず、これらの道のりを紹介しましょう。
①文部科学省派遣
まず一つ目の方法、文部科学省派遣教員です。
これは、まず日本で都道府県の教員採用試験に挑戦し、約3年間以上の教育経験を積みます。
(私は10年目で受験しました)
その後、所属する学校長、市区町村の教育委員会、都道府県教育委員会からの推薦が必要です。
推薦を受けたら、文部科学省が行う書類審査と面接に進み、海外派遣の内定をもらうという流れです。
つまり、
◯派遣される国を選ぶことができないこと
◯日本を代表して派遣されることへの適性と経験が必要であること
◯周囲からの高い評価が必要であること
など大変な部分もありますが、
海外に住む日本人の子どもたちの教育に関わる貴重な機会を得られることや
通常の給与に在外手当てが貰えるので待遇面での魅力があると言われています。
②財団派遣
そして、二つ目の方法、海外子女教育振興財団(JOES)を介して学校採用教員になる方法です。
これは、教員経験がない方や、教員免許を取得中の学生にもオープンです。
選考は書類選考と現地校長との面接がありますが、注意点として、任期が終了すると次の職が保証されないこと。
だからこそ、任期中に新たな仕事を見つける必要があります。
どちらの方法でも、日本人学校の教師としての自覚や指導力が大切ですが、派遣先の国や条件によって試験までの道のりや待遇に大きな違いがあります。
✅どうして私が在外教育施設派遣を挑戦することになったか
私は文部科学省派遣での派遣でした。
妻、そして子供が生まれたばかり
そして新築マンションも購入し、生活の基盤を固めていました。
そんな私に転機が訪れたのは
2月の管理職面談でした。
1年間の成果と課題を伝えたあと、自分の今後の進路についてお話を受けました。
前々から、教育委員会の道を受けてみては?との提案を受けていましたが、
多忙なイメージから、前向きな返答ができずにいました。
いよいよ、管理職面談。
1年間の成果と課題を話したあと、
話題は今後の進路に…
意を決して、
「子供がうまれたばかりで、なかなか教育委員会という進路を考えられない」と伝えると
管理職「では、在外教育施設派遣はどう?
海外での生活は大変なこともあるが、
すごい先生方がたくさんいるし、
今までない経験から学ぶチャンスだよ。」
というアドバイスをもらい、
Hiro「はい!受けます!」
と二つ返事で話が進んでいきました。
……前々から意識していたとはいえ、大きな決断をしたことや、奥さんに相談できていないことが心残りな中、家に帰り相談するしました。
すると…
奥さん「いいじゃん!面白そう!」
Hiro 「まじか!」
(奥さんの寛容力や芯の強さは、本当に尊敬と感謝です。)
今思えば、事前にもうすこし家族と相談する機会を持つべきだったかと思いますが、
(なんとなくいいなあとは話していましたが…)
いつも自分のことを期待してくださっていた管理職からのアドバイスを、
素直に受け止めることを第一にしたからこそ、
大きな決断ができたのかなとも感じます。
私の好きな先輩から
「チャンスの神様は前髪しかないよ」
と教えてもらったことがあります。
(今回のバチェラーの片寄くんを見て驚きました。笑)
決断したはいいものの、まだまだ課題は山積みです。
試験を受けるまでの様々な試練についてはまた次回に……
ここまで読んで頂き、ありがとうございました(^^)
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