クレーンゲームのコツ ぬいぐるみ山積みの取り方【その3】
1.ぬいぐるみ山積み設定の取り方
前回、上記記事で1点乗りの取り方について記載した。今回は、“ぬいぐるみ山積み”設定を解説するが、“ぬいぐるみ山積み”設定は1点乗りに他のぬいぐるみの影響やぬいぐるみの山でできた斜面の影響を考えれば基本的にやることは同じである。
2.台座の設定
“ぬいぐるみ山積み”設定は、他のぬいぐるみの影響を受けるときと受けないときで対応がかなり変わるので、以下のように2つのパターンで設定する。
(1)周りに同じ高さのぬいぐるみがない場合
→3章で解説。
(2)周りに同じ高さのぬいぐるみがある場合
→4章で解説
3.クレーンの範囲内に同じ高さのぬいぐるみがない場合
(1)まずはぬいぐるみを横にする
前回の記事で、ぬいぐるみを横にした後に「すくう」を行えばよいと解説した。
基本な手順は前回記事と同じなので、まだの方は前回記事を読んで欲しい。
まずは、「寄せる」でぬいぐるみを右か左に寄せて横にする。とりあえずは、右に寄せることから考えてみよう。(あらかじめ述べるが、これは失敗例である。)
上から見た図は以下のとおり。
アームが落ちたときは以下のとおり。
アームが落ちて、左アームで右に寄せることができそうだが、実はこのときに斜面が壁となり斜面からも力がかかっている。
つまり、右に「寄せる」を行いクレーンで力をかけると斜面からも左にちからがかかりぬいぐるみはほとんど動かない。力を図で示すと以下のとおり。
斜面が壁となって力を受けないようにするには、斜面が上っているほうではなく下っているほう寄せるべきである。つまり、左に寄せるのが正解である。
左に寄せると、以下のとおりに動く。
「寄せる」について、よくわからない場合は以下の記事を参照して欲しい。後は、同じように左に寄せていき、横になったら「すくう」を行いぬいぐるみを前に出せばよい。
4.周りに同じ高さのぬいぐるみがある場合
(1)周りのぬいぐるみにクレーンが当たる
上記3と同様に赤枠を狙ってクレーンを落とすと、青のぬいぐるみに右クレーンがぶつかり、上手く寄せることができない。
クレーンが途中で止まるためである。
(2)斜面が下っているほうへ「押す」
(1)で記載したとおり、周りにぬいぐるみがあると難易度があがる。これを防ぐために、茶色のぬいぐるみを前へ少し押し出すことを考える。
仮に、以下のように右側面から見えるとすると、左アームの爪で赤枠を狙えば前に押し出すことができる。これは斜面なので下っているほうへぬいぐるみが押し出されるからである。
その結果、ぬいぐるみは少し前へ出る。
(3)クレーンゲームは「寄せる」「押す」「すくう」を試すことが大切
前へ出たので、他のぬいぐるみの影響は少し薄くなりいくつか方策を考えることができる。
・右へ寄せる
・左へ寄せる
・再度、下っているほうへ押す
・縦のまま頭を「すくう」
・「バウンド」をしてみる ※(4)参照。
・「すきま引っかけ」をしてみる ※(5)参照。
このようにクレーンゲームは、決まった手順でなく、クレーンゲームの基礎である「寄せる」(右か左か)、「すくう」(横か縦か)、「押す」のコツをどこの部分で実行し、いろいろなパターンを試してみることが大事である。(いろいろなパターンを試した後に、「定員を呼ぶ」が最後のコツである。)
※ちなみに、縦のまま頭を「すくう」は以下のとおりだが、ぬいぐるみ山積み設定の場合は有効なことがある。(頭の重さに対してクレーンが重く、何も動かないことが多いが。)
(4)バウンド(「すくう」の変化形)で取る
クレーンゲームのコツの1つが「バウンド」である。「バウンド」は上記の縦に「すくう」の1種で、狙う箇所が違う。以下のとおり、クレーンを持って行って、重心が軽い足を狙って取り出し口に近づけるのが狙い。落とした反動で前へぬいぐるみが出るので「バウンド」という。
(5)「すきま引っかけ」で取る
今までは「寄せる」「押す」「すくう」の3つ基本的なコツを紹介してきたが、「すきま引っかけ」は応用である。というのも、全てのぬいぐるみに使えないからである。
使えるぬいぐるみの条件はぬいぐるみに穴やポケットがあることである。
穴やポケットに入れるためには、右アームなら穴の少し右~穴、左アームなら穴の少し左~穴を狙えばよい。するとぬいぐるみに当たったとしてもアームは止まらず穴やポケットに入っていく。
「すきま引っかけ」を使えば、穴やポケットにアームが引っかかり、1発で取れることも珍しくない。しかも、穴やポケットの少し右を狙えばよいので、狙う範囲も広くそれほど難しくない。
5.まとめ
本投稿をまとめると3点が重要である。
・ぬいぐるみ山積みも前回の投稿記事のように、縦から横にしたあとに「すくう」を行えばよい。
・周りに同じ高さのぬいぐるみがある場合は、斜面が下っているほうへ「押す」を行い前へ出し、他のぬいぐるみの影響を受けないようにする。
・クレーンゲームは「寄せる」「押す」「すくう」の3点を基本とし、「バウンド」や「すきまひっかけ」などの応用技もあるが、ケースバイケースでいろいろなことを試してみることが大事である。
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