ささ恋アニメへの不安と不満

本来は2024年の1月に放送されるはずだったアニメ「ささやくように恋を唄う」
脚本家などの変更もあり4月まで延期されましたが無事に放送。
劇中歌がアプリゲーム「D4DJ」とコラボしたりコラボカフェも早速開催され、1話も素晴らしい出来で順風満帆な駆け出しだった……のも懐かしい話。
今は9、10話の間に総集編を入れてなんとか期間を空けたり11、12話に至っては放送日は未定。
演出や作画、ストーリー描写の配分も散々に突っ込まれてしまってます。
https://youtu.be/9qpZrwpQle4?si=RZjrXqFfFwqmyiKL

依が歌に乗せたひまりへのひたすらに真っ直ぐな
「好き」という想い


総集編の1回目もオープニングやエンディング曲はカットされSNS(主にX)では不満たらたら………
予告映像とか1話の終わりを見た時は凄く胸が高鳴り毎週が楽しみだったのに今ではなんかもう、悲しくて最新話が放送されても楽しんで見られるか不安です。
作画に関してはまぁ6話デート後の依の首が異様に長かったり、場面が変わるごとにちょっと絵のタッチが変化してて落ち着かないなぁ…って感じたところもありました。

8話が1番酷くてそれまではまぁ作画突っ込まれるよなぁくらいの認識でしたね。ここら辺期間が空くので最新話で改善されることを願うばかりです。
それよりも、1番気になったのはセリフの端折りです。
8話で泉志帆やキョウのセリフのカットが特に酷く、彼女達のすれ違う様や志帆の絶望感など強く表現できるセリフが悉く削られてコレが1番気に入らない。

天狗になっていた志帆がどれだけプライドを傷つけられ、どれだけ努力し何度挑み続けても及ぶことの出来ない領域にキョウはいると嫌でも理解してしまった志帆の心境を吐露する場面が早回しで終わってしまった……
ささ恋の醍醐味は濃密な人間関係の交差や激しい感情の揺れ動きや丁寧な心理描写なのに、ただ早く次の場面をやろうと早回しにされてしまうのは残念です。
むしろ1番力を入れて欲しかったのに……
だから最新話で作画が多少改善されていても、このセリフの端折りが改善されていなかったら冗談抜きに落胆しかないですね。

しかも、ローレライを早く登場させようとしたためか4巻の依ひま付き合って初デート回が丸々カット!
恋愛が主の百合漫画のアニメ化で恋愛要素カットするって一体何がしたいのか……あの回、告白前以上になんだか初々しいひまりや意識の違いによる依とひまりのすれ違いを見ていてハラハラしたりとか誤解が解けた後に2人の互いへの理解や愛が深まったりと本当に良い回なんですけどね……気になる人は是非原作を読んで見てください。
志帆と亜季の確執もささ恋のストーリー上大事ですが、やはりささ恋の主役は「依とひまり」なので、脚本家さんやアニメ制作スタッフさんにはそこら辺忘れないでもらいたいですね。

この様子だと円盤の売り上げもあまり望めませんが、それ以上に辛いのは原作から追いかけてきた作品のアニメが多数の人から良く思って貰えないことです。
そんな世間の目なんか気にすんなよ〜、と振る舞いたいですがやはり人間なので……悪くよりは良くの方が嬉しいし精神的にも楽ですからね。
兎にも角にも9話には期待と不安を持ちながら待つ事としましょう。
夏には舞台もありますし(チケット抽選当選済みでーす)

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