トイレトレーニングが「上手くいかない」「不安を感じる」3つのタイミングと解決策
トイレトレーニングが「上手くいかない」
「不安を感じる」3つのタイミングと解決策
トイレトレーニングと聞いて思い浮かべることはなんですか??
・いつから始める?
・どうやって教える?
・何を用意する?
・どのくらいの期間かかる?
・どうしたら早く終わる?
こういった思いを持っているご家族が多いと思います。
また、
・いつか外れるよ!
・園で覚えるはず!
・上の子は教えなくてもできた!
こういった思い、経験をお持ちのご家族もいらっしゃると思います。
保育士という立場からお伝えをすると・・・
【結論】
その子それぞれ!
正解はありません!
はい。すみません。笑
すごく当たり前のことを書きました。笑
ただ、これ自分の子のことになると忘れやすいPOINTでもあります。
園で他の子の話を聞くと
「うちは教えなくてもなんかできるようになったから〜」
「お友達の様子を見たらやる気が出たみたい!」
「先生たちがやってくれたよ」
という言葉もよく聞くことも事実です。
でも、その中に「上手くいかない子」がいるのも事実です。
では、実際に私が質問を受けたご家族がどんな時に不安を感じたり、上手くいかないと感じたかご紹介していきます。
・トイレやおまるに座ることを嫌がる
・おまるやトイレでおしっこができない
・大人の不安
多くの相談を受けてきて、振り返ると、ご家族の不安はこの3つに分けることができます。
では、一つずつその不安の解決策を紹介していきます。
トイレやおまるに座ることを嫌がる
●ママからの相談
「トイレに誘っても嫌がります」
「座ってくれません」
●子供がトイレに座るのを嫌がる理由
・トイレという環境に不安を感じている(音、温度、触感、空間)
・トイレに座った時の体の不安定さに不安を感じている
・新しい環境に不安を感じている
・遊びや今やっていることを継続したい
こういった理由が考えられます。
こども一人一人、嫌な理由は異なります。
上記にあげた他にもまだまだたくさんあります。
その子がなぜ、嫌なのかという理由を見つけて、
その嫌な理由に見合った対応策と練習を積み重ねていくことで、
トイレに座ることができるようになります!
感覚が過敏なお子さん、不安が強いお子さんは特にトイレに座ることを嫌がることが多いなと思います。
また、我の強いお子さんも、遊びを継続したくてトイレに誘っても座ってくれないということを多くお伺いします。
「座らない」という行動を一つとっても、子どもによってその理由は様々です。
まずは理由を決めつけずに「なんでだろう?」と理由を見つけることで「できない」から「できた!」に変えていくことができます。
おまるやトイレでおしっこをしない
●ママからの相談
「トイレに座るだけでおしっこができません」
「座った後におむつにおしっこをします」
「おしっこと教えてくれません」
「できたりできなかったりすることがあります」
●子どもがトイレに座るのを嫌がる理由
・おしっこはおむつでするものと覚えている
・言葉と行動が結びついていない
・感覚がつかめていない
・何をする場所か理解できていない
・遊びを止めたくない
年齢が幼いと感覚がまだつかめていなかったり
「トイレ」「おしっこ」という言葉をしっかりと理解できていない、
「トイレで何をするのか」ということを理解できていないといったことも考えられます。
年齢が上がってもトイレでおしっこをしないとなると
おしっこはおむつでするものと理解をしていたり
遊びを止めたくないという理由が考えられます。
多くのトイレトレーニングでは「意思疎通ができるようになったら」と言われることが多いです。
でも、意思疎通ができるようになってから始めると上手くいかないお子さんのタイプもいます。
それは、我が強いお子さん、こだわりが強いお子さんのタイプです。
理由としては、自分の中で「こう」というルールを決めてしまうと、
それを崩す難易度が高くなるからです。
こういったタイプのお子さんは、自我が強くなる前にトイレに座ることをお勧めします。
そして、タイミングよく排尿できるとその後の感覚を掴んでコントロールするまでの時間は短くなりやすいです。
大人の不安
●ママからの相談
「このやり方であっているでしょうか?」
「あとどれくらいの時間でできるようになるでしょうか?」
「この子トイレでおしっこできますか?」
「どうやって褒めたらいいですか?」
「失敗した時にイライラしてしまいます」
まず言いたいです!!!!!
イライラするのは当たり前です!!!!!!
イライラしたからと言って、ご自身を責めないでくださいね。
ただ、イライラしたのを子どもにぶつけてしまうことは避けたいので、対処方法を持っておきましょう。
●イライラした時の対処方法
・イライラしない環境を整える
・イライラした原因から一旦距離を取る
・イライラした時に別のことを考える
また、はじめにお伝えしたように、できない理由、苦手な理由はその子一人ひとりに違います。
周りのお子さんと比べすぎないようにするのも大事なPOINTです。
そしてもう一つ、何かを教えるのに難易度が高いお子さんもいます。
・感覚が他の子よりも過敏なお子さん
・感覚が他の子よりも鈍いお子さん
・我が他の子よりも強いお子さん
・不安が他の子よりも強いお子さん
・言葉の理解がゆっくりなお子さん
こういったタイプのお子さんは、今できない理由を細かく噛み砕いてみていき、細かな練習が必要な場合があります。
こういったタイプのお子さんを育てていて、
トイレトレーニングが上手くいかないという時は、
一人で悩まずにプロに相談することをお勧めします!
こどもの相談室TOMOでは月に1回セミナーを開催しています!
4月は上手くいかないトイレトレーニングについて、上手くいかない理由と対処法、練習法について事例をもとにしながらお伝えしていきます。
今回は上手くいかないトイトレの中でも
・感覚が過敏で上手くいかない
・不安が強くて上手くいかない
・こだわりが強くて上手くいかない
この3つについて絞ってお話しをしていきます!
今悩んでいる方、不安を感じている方はこちらからご参加ください。
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