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2025年版|マイナス金利解除後の住宅ローン、どうする?金利の歴史と最新動向
2024年3月、日本は ついにマイナス金利を解除 しました。
「金利が上がると住宅ローンはどうなるの?」
「これから家を買うなら、変動と固定どっちがいい?」
こんな疑問を持っている人も多いですよね。2025年の今、住宅ローンの金利はじわじわ上がり始めています。
今回は、日本の金利の歴史を振り返りながら、これから家を買うならどのローンを選ぶべきか を解説していきます!
日本の金利の歴史|ゼロ金利・マイナス金利からの転換点
まず、日本の金利の流れをざっくり振り返ってみます。
📌 1980年代(バブル期)|金利6%超え!
• 公定歩合(政策金利)は5~6%台
• 経済が好調で 住宅ローン金利も6~8% に
• 土地や株価が高騰し、借金をしてでも資産を買うのが当たり前の時代
📌 1990年代(バブル崩壊後)|金利引き下げの時代へ
• 1991年以降、日銀は 景気対策として金利を引き下げ
• 1995年には 住宅ローン金利も3%台に低下
• 1999年には ゼロ金利政策が導入 され、金利はさらに低下
📌 2000年代(ゼロ金利政策の定着)|金利は1%台に
• 2001年に 「量的緩和政策」 を導入し、さらに低金利へ
• 住宅ローン金利は 1~2%台が当たり前に
📌 2016年(マイナス金利政策導入)|住宅ローンは超低金利時代に
• 日銀が 「マイナス金利政策」 を導入(▲0.1%)
• 住宅ローンの変動金利は 0.5%以下 という超低水準に
• 2020年のコロナ禍もあり、長期間 低金利が続く
📌 2024年(マイナス金利解除)|金利上昇がスタート
• 2024年3月、日銀が マイナス金利政策を解除
• 2025年の今、金利はじわじわと上昇中
2025年の住宅ローン金利、どうなった?
マイナス金利が解除されたことで、住宅ローンの金利も上昇傾向 にあります。
✅ 2024年 → 2025年の金利推移
• 変動金利:0.5%前後 → 0.7%前後に上昇(じわじわ上がり始めた)
• 固定金利(35年):1.5%前後 → 2.0%台に上昇(負担増)
• 短期固定(10年):1.0%前後 → 1.5%前後に上昇
特に、固定金利は2024年よりも上がっている ので、長期ローンを考えている人には影響が大きいです。
金利が上がると、家の支払いはどれくらい変わる?
例えば、3,000万円の住宅ローンを35年で借りた場合、金利によって総支払額がどう変わるのか見てみましょう。
金利 毎月の支払い 総支払額(利息含む)
0.5%(2024年の変動金利) 約77,000円 3,252万円(利息252万円)
1.5%(2025年の固定金利) 約89,000円 3,735万円(利息735万円)
3.0%(今後さらに上昇した場合) 約103,000円 4,347万円(利息1,347万円)
6.0%(バブル期レベル) 約155,000円 6,500万円(利息3,500万円)
💡 ポイント
• 金利が1%上がるだけで、支払い総額が数百万円増える!
• 今後さらに金利が上がれば、住宅ローンの負担も大きくなる
• 2025年時点では、まだ低金利のうちに入るが、上昇トレンドに注意
2025年、住宅ローンは変動金利 or 固定金利?
金利上昇が始まった今、変動金利と固定金利のどちらを選ぶべきか を考えましょう。
✅ 変動金利(現在0.7%前後)
✔ まだ金利は低い(月々の支払いは抑えられる)
✔ ただし 今後の金利上昇リスクあり
✔ 銀行の引き上げタイミングによっては、返済額が増える可能性
→ 短期間で売る or 早めに返済できるならOK!
✅ 固定金利(現在2.0%前後)
✔ 今後の金利上昇の影響を受けない(安心感◎)
✔ ただし 変動よりも月々の支払いが高め
✔ 長期で住むなら、金利上昇リスクを回避できるメリットあり
→ 長く住むなら「固定金利」で安全策を取るのもアリ!
✅ 10年固定などの「固定期間選択型」
✔ 最初の10年は固定で、その後変動に切り替え
✔ 「とりあえず今の低金利を活かしたい」人向け
→ 迷うなら、このタイプも選択肢に!
結論:2025年に家を買うなら、住宅ローンはこう考える!
• 短期間で売る or 早く返済するなら → 変動金利でもOK
• 長く住むなら → 固定金利でリスク回避が安心
• 「変動か固定か決めきれない…」なら → 10年固定などのハイブリッド型も検討
💡 2025年時点では、金利は上がり始めたばかり。でも、今後さらに上がる可能性がある。
「今の低金利のうちに家を買う」のか、
「もう少し様子を見る」のか、
しっかり考えて決めたいですね!