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【D-284】兄弟お題ネタ10 後編

いきました!

ハリーポッターのシリーズを本で読んでたときの「もうすぐ読み終わる!はやく結末知りたい!」の気持ちと、読み終わったあとの「ハリーがまた遠くなってしまった」という寂しさの読後感を覚える後編でした。(本は残りが分かるのが良い、ライブは残りがあんまり分からないけど良い)

後編6本、特に⓪と①と②と③と④と⑤が好きでした。

ネタタイトルのメモ本当にありがとう
これもだけどいつもありがとう


⓪「なんで俺10秒チャージしたいんだよ」→ウィダー
「練習しといたほうがいいから機内で座って待っといて」
↑こんなにも明らかなコントインのきっかけ珍しくてニヤニヤしてしまう

前編の「体制が言いたいツッコミを言わせなかった紅葉」がフリになっててさすがすぎる

①クジラは大きいから見つけてもらえた→私立幼稚園
兄弟で漫才やってることを初めて俯瞰した瞬間見れました。これ兄弟でやってんのめっちゃおもろいなとかそれは兄弟すぎるけどなみたいな瞬間結構あるけど今なんだ!
体制は紅葉が不意に昔の話とかするのを「エモがりだす」って言うんだ。

紅葉の考える家庭の景色色んなパターンあるけど体制とギャルの嫁と無邪気で賢い娘という設定かなり良かったなあ。体制娘の粘土工作に心奪われる試験官の紅葉も含めて終始ニコニコして見れました!

「ママ、ギャルなのにおっとっとお皿に出すの不思議」
↑ギャルはおっとっと皿に出さないだろという目線、じゃあ娘も「ツッコミ」じゃん!!!!!

確かに「雨の海」に近いネタだった、「雨の海」が好きすぎるけどこれも好き。

②コンビニ→雪苺娘
これ最初正直ピンときてなさすぎました。あの名前よく分からん紅白の大福を取り上げる理由が「コンビニのネタを作りたくなかった」なの、好きだなーと思った。漫才でコンビニ店員の練習もう絶対しなくていいだろと思い続けてきたから。。

お供物のちっちゃいご飯のトロフィーみたいなやつ、言われなかったら思い出しもしなかった気がする。懐かしい。コンビニはなんでも売ってるけど仏壇の景観を荒らさないお菓子さえも売ってる。この漫才を通してコンビニがすごすぎて外国人もっとビビらせたい。


③金木犀→金木犀
「上品なしりとり」
「ユーモアある友達のスイス・ジュネーヴみたいな」
「エロ本ありませんみたいな顔」
↑淡々とした教室の風景の中にこういうのが突然現れて楽しい。突拍子もないけどなんか琴線に触れるからほっときたくないフレーズうますぎる。

金木犀ってあの香りとともに何かを思い出す栞みたいな存在って感じするけど、これに登場する彼女にとってはその単語がかなりしょうもない理由で「あんま思い出したくないワンシーン」になっちゃうの青春らしくておもしろい。「高校生活もうちょい終わんないな」ってオチ良かった。大学生になると自然と失われるピュアさの塊だった。

「怒られるから笑ってるとしたら精神的にピンチかも」
↑前の職場での自分のことすぎてかなりウケてしまった(😅)


④喫茶店での別れ話→喫茶『別れ話』
「この会話簡単すぎてしない」
↑これは本当にそう。分かりすぎる。もうなんか人生じゃんとすら思った。これのことばかり考えてる気がする。この会話簡単すぎるからしたくない/簡単すぎるけどしなきゃしょうがないか/簡単すぎるからしないでいてくれてありがとう。特に3つ目を感じさせてくれる人とは長く一緒にいられるような気がしますね。(笑)の会話も同じ。

紅葉が体制の話聞いてないでずっと被せて喋り続けてる時間、なんかもう小松海佑みたいで気持ち込み上げてきた。誰々みたいでとかじゃないんだけどなこういうとき。でも本当に、小松海佑の漫談見てるときの心震える感覚とおんなじで嬉しかった。理不尽で自分勝手で好戦的でかっこよくて大好きなあの空気を紅葉が纏っていて最高でした。きっとその場で観てたほうがより感じると思うので観れてよかったです。

「別れたくないアメリカン頼も!」
「何でお前の方が薄味なんだよ」
↑素晴らしすぎる!別れたくない気持ちお湯で割ってんなよって絶対思う!!
紅葉がどれだけちっちゃい坊主の面影を纏ってても体制がいるから兄弟の漫才なんだなあと思う。すばらしい。

今後の人生でもし喫茶店を経営していいってことになったら店の名前「喫茶 別れ話」にして旅行中のカップルの彼氏に冷や汗かかせたい。でもなんかわかんないけど「別れ話」じゃなくて「わかれ話」にするかも


⑤上京→10街
一行目、めっちゃ「一行目」だった。本ってめっちゃ一行目カッコつけてるからかなり本寄りだなと思った。漫才で言う掴みの部分、というのとは少し違う、どちらかというと先生がわざと大きく言わない「ここテスト出るから」に近い感じのやつ。

例えば「世界が100人の村だったら」みたいな、世界や社会の縮図として捉えるマクロ視点のなかに、「2→10へ移住した人が発症する風景求症候群」というミクロでかつ存在しない現実があるのめちゃくちゃ面白いしすごい。  

10街の構造を説明して、住む人たちの暮らしを少しずつ話していく中で、どう考えてもあと2時間はないと終わらない話だ!!と思った。こんな設定思いついただけでかなり天才だと思うけど、きっと言い足りないこといっぱいあるんだろうなとも思ったのでエンディングで少し聞けて良かった。数字が大きい方にしか進めないという設定のおかけでまだまだドラマがありそう。

あと10タウンドキュメンタリーは「1」の人が主人公の回めっちゃ画質悪そう!!
↑画質悪いことをサブカル的な角度で見てテンション上がれるぐらいの豊かさの街で生まれて暮らしてそう


・エンディング
すごい不可思議なシーンすぎて見直したけどやっぱりあのアンケートのくだりかなり意味不明でした。
「どんぐらいだった?」
「全員」
「え、何が?」
↑じゃあ「どんぐらいだった?」って聞いたの誰だったんだよ

10街の話で、「10」が完全なユートピア(またはディストピア)っていう設定も見てみたかったなぁと思った。単純にわたしがそういうSFが好きだから。
体制が、「10」の街で働く人の例えを「パン屋」って言うの、個人的には確かになと思いながら聞いた。パン屋なんて相当豊かに暮らしてきた人生じゃないとやろうと思わない気がする。小さい数字の街はたぶん各家でパン作りそうだし。めちゃくちゃ美味しいパン作れるのにそれが都会でとてつもなく価値があることに気づかないで一生「2」でパン作って暮らしてる天才とかもいるんだろうな。


そしてさらっと発表される「ポイモロ6」!
座・高円寺2で。かっこいい。

兄弟は追ったほうがいい☝️


また思い出したら書き足します。