【D-147】竹おじさん初単独ライブ『竹ブラジル』
いきました!
まず大前提として、この時期に漫才の新ネタ単独とかじゃなくて「竹おじさんの単独」を開催してるの、相当おかしいことしてる。みんなそうだと思うけど、ダイヤモンドのそういうところが本当に大好きです。
∞ホール最後列までしっかり埋まってる状態でこれをやれるのが本当にすごすぎる。ちゃんと刺さる人には刺さっていて、しかもそれってダイヤモンドのお笑いでしか満たされない部分のはずだから余計すごいというか、やっぱり唯一無二なのだなと思う。
と同時に、ダイヤモンドがこの規模でやりたいライブを打てるようになるまでの時間、わたしが2人を知るずっと前の歴史も含めて「これがおもしろい」って思うものを絶対曲げずに続けてきたこと、簡単なことじゃないと思います。今こうしてダイヤモンドがダイヤモンドであり続けてくれることにとてもありがたみを感じます。
(「こういうお笑いはだんだん淘汰されていきますからね〜竹おじさんは変わらないでほしいですね〜」なんてふざけて言ってたけど、ファンもいつも同じことを思っていますよ…!)
「竹ブラジル」ほか、"竹おじさん"がフリップで変なことを教えてくれるコントが6本と、"竹おじさんクイズ"のコーナー。
わたしはダイヤモンドの「ラッキー〇〇漫才」と「竹ブラジル」がめちゃくちゃ大好き。もし自分が死ぬ瞬間が事前に分かってたら、その2本の動画見たあと家族と親友の写真とか見て息絶えたいと思います。(ぐらい好き。)
だから正直言って60分間竹ブラジルのフリップだけめくられ続けてても全然良かったのですが、やっぱりダイヤモンドは天才なのでそんな想像簡単に超えてきます。本当にすごいものを見せられました。
特に竹おじさんの「紙芝居」は本当にすごかったです。
誰もが当たり前に知ってる【桃太郎】という題材を分解して【色】のレイヤーだけ抜き取って語る竹おじさん。自分や世界のなかで常識とされてきた景色が、少し角度を変えただけで全く違って見える。
すごい大げさな仕掛けがあるわけでもなく、ただちょっと視点が違うだけなのにまるで異世界に連れてこられたみたいな感覚。
自分が今まで見て覚えてきたものの頼りなさがかなり滑稽で笑えるし、同時に少し怖くなる。
そういうポイントに目を向ける発想がやっぱり最高に好き。さすが天才。すごすぎる。
「竹おじさんクイズ」もとてもよかった。
映像の中の竹おじさん、本当に街録chでインタビューされてるヤバい人みたいに見えてめちゃくちゃおもしろかった。
その上で「この質問ならこう答えるだろう」で想像がつきそうな回答すべてを避けて、こちらの想像を超える「竹おじさんの正解」を出していて感動した。
最後の「竹おじさんにとって竹おじさんとは?」の回答、結構やばかったです。
普遍的だしその言葉そのものにお笑い的なイメージないけど、この質問にその言葉が返ってくるとすごい不安になる、というギャップがおもしろすぎる。
「怖い」と「おもしろい」ってかなり近いけど、竹おじさんの言葉選びは、どっちの要素も持っていながら「おもしろい」が絶対に勝ってるのがすごい。
小野さん、ヨネダ2000誠ちゃん、コンボイがその背中を追いかけようとするけど全く捕まえられないという姿もおもしろかった。3人とも回答おもしろいのに、竹おじさんが華麗に逃げ切ってもはやかっこよかった。
チョコの問題の解答を見て「キモ!!!!!」と言った小野さんもすごく良かった。小野さんじゃなきゃ、あの映像を瞬時に理解してあの速さでキモがれない。
どうしても紙芝居がもう一回見たくて配信を買いました。配信、ありが竹とう〜〜!!
どこの審査員がなんと言おうと、お笑いファンの勝手で過度な"期待"が誰に向いてようと、ダイヤモンドはずっと変わらず天才です。
ずっとこういうダイヤモンドが大好きです。