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【D-288】山内仁平単独ライブ②~死の60分漫談~/パリモ喜利

・山内仁平単独ライブ②~死の60分漫談~

このタイトルロゴかっこよすぎる
セットめちゃくちゃよかった

単独①はコントとかVTRもあって映像的に見せるものメイン、②はただひたすら1人で喋ってるシンプルなつくりだったけど、漫談の中にモノマネ(自称)やギャグ(自称)も入れ込んでいて、①②でピンでできるお笑い全種目やっていた。ほぼトライアスロン選手。あと、①②どちらでも「側からボケる」をやっていてこの人は本当に油断も隙もないなと思った。思い出作りにしては手が込みすぎている。また漫才をやるようになっても、何年後でも構わないから、また山内仁平のピン単独を見たいと思いました。というかまた数年後にやったらどんな舞台になるのか見てみたい。

学会で話してるような「ある視点」系のネタ/エピソード/ただの嘘/ただ熱い話
↑それぞれやってることやおもしろのベクトルはバラバラなのに全部が山内仁平っぽいな〜と思わせるものばかりで、なんか生きてきたもの全部を燃料にしてお笑いやってる感じがした。「全身全霊でやってる」みたいな精神的な話じゃなくて、自分の目で見たものすべてをおもしろがる才能があって、そのうえそれを独りよがりじゃなく見る人全員が分かるおもしろいかたちで表現できるセンスもあってかっこいい。

個人的にはアメリカでのエピソードが結構好きでした。現地の人にどう見られてるか、言葉もわからない中で肌で感じるその感覚は行った本人だから言えることだなあと思う。
アメリカ行ったことない素人の感覚で、ロサンゼルスは金持ちがいっぱい住んでる高飛車な街のイメージだったので、ニューヨークとかのほうが刺激的なものいっぱいありそうだけどな〜と思って聞いてたら、スタンダップコメディを見に行ってたと言い出してまたビビらされた。お笑い好きすぎるだろ。

(しかしながら人がいっぱいいるから一流のものがあつまるとされているアメリカ・ロサンゼルスの現地ではストレートに特定の人種や性別を蔑むおっさんがウケてるんだと思うと、いまや芸事以外の部分でも品行方正やコンプライアンス意識を問われる日本のお笑い芸人ってかなりお上品なんだなと思った。まあどちらも“部分的にそう”って話なんだけど。)

最後にただただ熱い話も聞けて良かった。山内仁平の熱い話をちゃんと熱いまま受け止めてこの先もついていく客でありつづけるので、めっちゃ最強にバカ売れして平子さんのピカチュウイエローのアウディイジってるとこ見せてください。


あと、まあこれは本当に届かなくても問題ない願望なんだけど、わたしの中で「側からボケる」の代表といえばぼく脳なので、いつか山内とぼく脳と絡むことがあったら嬉しいな……とも思いました。


・パリモ喜利
いきました!めちゃくちゃ久々!!

バレンタインお題「あなたの『月が綺麗ですね』」
↑体制が「僕の解釈は、」って説明してるところ、思わず「え、あなたの解釈を?今?」とリアクションしてしまうべえたちゃんでめちゃくちゃ笑った。
お題が盛り上がらないと泣いちゃうから、という煽りも最高すぎ。体制をイジる鋭さピカイチです。

山田くんの「無期が懲役ですね」から面会大喜利になった流れも最高でした。べえたちゃんの「母が来ると堪えますね」が今日一おもしろかったです。
面会大喜利の流れを寿司でぶった斬ってしまう紅葉、らしすぎる。

あまりにも so cute すぎて

(紅葉の堀越デブいじりが恋しい………)