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【D-191】三人のPintos/涼風松尾「残念、全部、私」

三人のPintos いきました!

徳原旅行はこのライブの地元芸人枠

小松海佑がイギリスに行く前の最後のライブでした。別にやめるわけでも死ぬわけでもないしまたしばらくしたら帰ってくるだろうけどちゃんと“最後”だって思った。寂しい。

健太郎のときにおろしたネタをやっていた。小松海佑は「最後だからこれをやる」とかはきっと思ってないというか明確にそういう線で区切ったりしたくなさそうなので特別な意味持たせてるわけじゃないとおもうけど、個人的に健太郎に小松海佑がいるということが本当にうれしくて大事なライブだったから、ここでこれを選ぶのかと思ってジーンときてしまう。
副産物的な感動が大きすぎることをあまりよしとしたくないけど、個人の心の動きにマナーは問えないので勝手に大喜びさせてもらいます。ちなみにインナーは白の半袖Tシャツでした。小松〜!


せっかくなのでマナーない個人の心の話をもう少しします。

例えば10代とか20代前半で小松海佑のネタが面白いと気付いて好きで見ている人たちのこと、本当にすごいと思っています。今当時のわたしに会って何も言わずに見せてもあんまピンとこない気がする。

そういえばそういうのの最たる例がわたしにとってはぼく脳で、大学生のときに「ぼく脳おもしろいよ」と言われて見たのが、コマの中でコマが進んでいく漫画でした。そのときはマジで訳わからなすぎて勧めてきた人ごと気持ち悪くなったけど、今となっては辞書ぐらい分厚い作品集を事前予約で買っちゃうくらいぼく脳のお笑いが大好きです。
こういうのって歳重ねたら分かるというよりも見方がわかればおもしろくなると思うので、誰がどう見ても「若い」の層にいるし、その上で自分の意思で小回りがきく年齢で色んな見方を知っているというのはとても素敵なことだなと思います。

小松海佑があの芸風で「ネタが面白い」ってだけで250人キャパをたった1人で埋められるというのも、そういう見方を知っている人たちがライブシーンにはたくさんいるということの証なのもまたすごいな、と改めて思った。(あのライブ、チケット取ってたのに仕事で行けなくて未だにベロ噛みちぎりそうになるぐらい悔しい。行きたいライブには行かなくちゃ。)


イギリスに行く理由、さんざん色んなところで話してたけど今日聞いた「しばらくは完全に消えて忘れられたい」という言い方が一番イギリスの天気みたいでもうこいつイギリスいるじゃん!と思った。
行ったら行ったでカラッとしてるのかな。しらんけど。

忘れられたいと言われましても、わたしにとっては小松海佑を見たくて見に行って「ああなんか自分の感覚って全然間違ってないしもっと自分勝手でいいんだ良かった」って思うあの気持ちを何かで代替できるわけじゃないのでまあ、わたしは絶対に忘れないです。なのですいませんがみなさんは忘れたり忘れなかったりしてください。

小松は小さすぎる
大きいと思ってた訳じゃないけど小さすぎる
昔アンケートで「死ねチビ」と書かれた小松
「死ねはいいけど俺ってチビなのかって思って
そっからずっとチビがまとわりついてる」

このライブ、徳原旅行がいて良かったとかなり思った。
「こないだあゆむにサッカーボールあげたら喜んでました」←あゆむの説明が誰よりもうまい。



残念、全部、私 見ました!

涼風、Ⓜ️3回戦前日の主催ライブがまさかの松尾ピン単独に!!
涼風の主催と言われたら出来る限り配信買うようにしていますが、今回は事件性が高すぎてより「必ず買わなくちゃ!!」と強い気持ちに。

オープニング映像、カナリヤ鳴く空が流れて「一人で駆け抜けて見せた」の歌詞で笑ってしまう。ありふれた知恵も地図も持たないピン単独。かっこいい。

1本目の漫談がめちゃくちゃ好きでした。というか、松尾ピン単独と聞いてイメージしたのがまさにこれだったというかたちの漫談でかなりきゅんとしました。好きすぎて3回見た。

・リズムでタバコを吸っている
・頑張って勝ち取った6時半
・八重洲地下街全滅
・携帯を安易に使わせてくる食べれそうなスーツのやつ
・自分の中の内閣でも内気
・ショーウィンドウ越しのリュックの自分越しのセブンイレブン

自分の中の内閣でも内気なのがかなりよかった。そういう人間だからこそ自分の中に内閣とかが発足するのかもしれない。トランプしかいない世界にディベートって必要ないから。

3本目わけわからなすぎて良かったです。最後に答えを教えてくれたのを踏まえても感覚的すぎて分かるというよりは連れてかれてる感じがあった。分かりたいというよりは連れてかれたいのでうれしいです

エンディングで2兆京さんが濃度の話をしてましたが、松尾の脳内100%凝縮!みたいなネタ見て改めてわたしはこの脳みそというか松尾さんの哲学みたいなもの、かなり大好きだなと思いました。

1本目とか3本目みたいなのを待ちすぎてて、2本目で「そうだ涼風ってこういう角度もあった!」と思ってゲラゲラ笑いました。2兆京さんが「ガリレオのやつ好き」と言ってたのもよくわかる。松尾さんの「ガリレオかい」って言うのもわかる。

それでいうと最後のもめちゃくちゃエンターテイメントでした。寿司もあるのである意味ディナーショーでした。

涼風の東京でのライブのお知らせで大喜び!
また6時半東京八重洲着を勝ち取ってください

M-1の結果がなるべくうれしいものであってほしい!(という言い方をするのはそれだけがすべてじゃないと思っているというかおもしろいって感覚がコンテストの順位と独立した素晴らしさであるということについてめっちゃ思想強いから!)

もっともっと涼風をたくさん見たい!!