
【D-217】ポイモロ5
ポイモロ5‼️いきました‼️

ライブというよりは良い景色を見たという気分。
この山を登って兄弟の2人も良い景色を見られていたなら良かった。山の一員になれて何よりです。
というわけで、魂の全ネタ感想いきます!
(魂の、って書いたほうがなんか勢いあってかっこいいから)

1. メニュー
ID使える店代表・マクドナルド、ID使えない料理代表・手書きの炙りチャーシュー丼。ある景色とある景色があり得ないシチュエーションで存在していて不思議でおもしろい。いずれにせよ一旦店員の顔がラーメン屋っぽくないどうかの目で見ちゃいそう。
2. イタリアンレストラン
紅葉の例え話は「厳密さ」が大事で、そこが好き。小松海佑もそうだけど、嘘をつけない人は表現が厳密になるしその分誰にでも分かる大きめの断定ができない。ミクロの厳密さを体制が「〇〇ってこと?」とマクロに直して「そういう枠組みでいい」って折り合いがつくことで「だいたい合ってるけどほんとはこのニュアンス」っていう部分が損なわれなくて良いバランスだなと思う。
紅葉がティラミスのときの顔がめっちゃ良いです。これ配信で見てより思った。めっちゃ良い。そのあと「この箱入り娘が」って言ってるけど、ほんとになんか「自立はできなくても苦労したことがないやつ」の顔してておもしろいです。
光強くて死んだ蛾も誰かの人生かもしれない。
3. 氷コーヒー
ミスドネタ。ミスドありがとう。
「…ってことはIVEのライブの最初に浜ちゃんいるじゃん!」って思えた瞬間が一番笑った。そんなライブなさすぎる。
あとどちらかというと浜ちゃんの方がコーヒーみたいな色してるのになぁっていうおもしろさもある。
4. パープルピープル
美味しすぎて指定薬物になっているぶどうジュース味の血液が流れているパープルピープルの話。
前半はパープルピープルについて特徴や歴史を知恵袋みたいに教えてくれるパート。ここで出てないいろんな設定とかもたくさんあるんだろうな。
パープルピープルは数が少ないという稀有感でモテそうだけど、逆に普通の人間なのにめっちゃパープルピープルにモテる人とかもいるんでしょうか。
生き別れのパープルピープル兄弟とかもいるのかな。
小学生ぐらいのパープルピープルが友達に「普通の人間の血は鉄の味がする」と聞かされたときは一回「嘘つけ」と思ったりすんのかな。
後半急にVIVANTみたいなことになってておもしろかった。「組織についてそんなに詳しいなんて、まさか…!」と思ったらそうだったのでかなり笑った。
「お前への愛は、初めはデラウェアだったけど今は巨巨峰だよ」
↑味の濃さ(ワインに使われる品種とか)じゃなくて粒の大きさの話してるのなんかおもろい
「3年も付き合ったらもうお前好きだろ」
↑陽キャすぎる
オチ、死んじゃっててかなり好きです。
「語弊を恐れずに〜」とかでは免れられない言い方しかできないのですが最後に人が死んじゃうお笑いが大好きです
5. DM
全然悪いことだと思ってないし茶化してないけどDM閉じはじめたら「あ、この人売れたと思ったんだ」って思います
6. 頭の中の工場
これはちょっと!かなり良いですね!
人によって色んな解釈の仕方ができるもの、めちゃくちゃ大好き。これはぜひほかの人の感想も知りたい。
わたしは、これってたぶん何かひとつの作品(ネタを書くこと)において行われている紅葉の頭の中の景色なんじゃないかと思った。
兄弟のネタはどんなパラレルワールドでも誰かの人生を丁寧に切り取ってある印象が強い。それはきっと色んな年齢の紅葉が持ち寄った「10」を集めてひとつの作品を作り上げるからかもしれない。
ああいう「知らないはずなのに見たことある景色」みたいな表現が「10」のかたまりだとしたら、紅葉のいまの年齢からしたら未来の彼が息子に見せたいのは「10」をたくさん集めてできる「11」であることはとてもロマンチックだ。
7. 天国
ポイモロ5の代表選手だと思います!
本当にすばらしい。
天国の解釈・地獄の解釈がすごく良かったというかなんか言い方難しいけど気が合うなという感覚でした。
天国と地獄を何も書いてないまっさらなノートに「イメージでかいてみなさい」と言われて書く(描く)その内容ってその人の死生観とか哲学に直結してると思う。
なのでそれを紅葉が書くと「15年共に過ごした相手が自分を忘れていく寂しさと孤独の地獄」と「また生まれ変わるために15年かけて前世の思い出に浸る穏やかな天国」になるの、めちゃくちゃ分かるというかこれが最適解だろうなという気がしてうれしい。
25歳の明け方の紅葉が自転車の軌道で描く心電図は、きっと光の強さで死んだ蛾の寿命だったかもしれない。
(わたしが監督の場合のエンドロール)
「えんま」の存在 役:荒川良々
「ミカエル」の存在 役:森山未來
アオ(15歳) 役:鈴鹿央士
「こうのとり」の存在 役:ムロツヨシ
エンディング
色んな感情がブワーとなって「もう飛び込みたい」って言う紅葉、無邪気すぎて良かった。
体制がエンディングで終始あたたかな聞き役に徹していて相方というより兄の感じでした。
「天国の作業はモンブラン作るだけなの!」
↑もう天使じゃん、と思った。
赤ちゃんとか可愛いアイドルに対して言うやつじゃなくて、天国の従事者すぎるだろと言う意味で「天使じゃん」。
関係ないですが兄弟の長尺ネタはもうSpotifyにあったほうがいいとおもいます。
一言で「良かった」「すごかった」とかで済ますことが昔からできない。どれだけ難しくてもちゃんと言葉にしたくて何度も何度もぐるぐるしながら考えたポイモロ5の感想がこれ↓でした。
いつもの角を曲がらず知らない路地を歩いてみるくらいのささやかだけど確実に今ここで人生ちょっと変わるかもしれないみたいな雰囲気がポイモロにはあります。ありがとう兄弟!
— 草子 (@iine_sonochoshi) November 24, 2024