【D-8】引きずる時間/TXQ FICTION
引きずる時間
日常的にいろんなコンテンツを消費しまくっています。
わたしのようなコンテンツドカ食い人間にとってはとてもありがたい、いやもはやありがた迷惑と言っていいほど世の中にはおもしろいものが溢れています。
ただでさえ時間は足りないし、あらゆるものを見てはその瞬間瞬間で笑ったり泣いたりビビったり感動したりするだけで収まるような心のキャパもない。何か衝撃的に素晴らしい瞬間を食らったら、ちゃんと引きずる時間も必要なのです。
例えば、わたしはまだ『市子』を引きずっています。ふとした瞬間、黒いワンピース姿の杉咲花の表情や関西弁が浮かんでくる。中高生の頃に観たものが忘れられないのは割と当たり前だけど、それと同じぐらいの衝撃を大人になった今でも味わえることはとても幸せだと思う。
あと今日の『アンメット(3話)』も良かったな。1話ずつ何周もしてしまうほど大好き。
TXQ FICTION
テレ東の大森さんと『フェイクドキュメンタリーQ』の皆口さん・寺内さんがついにテレビでヤバいことをやり始めました。
ほん怖も世にも奇妙な物語もしっかりテレビで観てた世代なので、まさにそれが原体験。『放送禁止』シリーズも、大学のときにみんなで友だちの家に集まって全部見たので個人的にめちゃくちゃエモい作品です。(内容はアレだけど)
大人になってたまたま『フェイクドキュメンタリーQ』を見つけたときは、やっとこういう系の新しいものが見れるんだ!!と興奮しました。ビビリなのでアップされるたびに心臓バクバクさせながら見てますが、見ずにはいられないというか、あの映像でしか生成されない快楽物質みたいなものがある気がします。
テレ東の大森さんは「テレ東若手映像グランプリ」で優勝した変な番組(『Raiken Nippon Hair』)で知りました。ネラワリ語という架空の言語を、文字の書き方や文法とかのルールまで言語学者と一から作ったと知ったときは本当に引きました。
こういう人は次に何を作るんだろうと思っていたら、次にその名前を聞いたのが『Aマッソのがんばれ奥様ッソ!』でした。引きました。
いつか交わらないかなと思っていた人たちのタッグがテレビで見れるのは、本当にうれしいです。さっきも書いたけどわたしはめちゃくちゃビビリなので怖いものは全然怖いし、それこそかなり引きずります。
でもやっぱり怖さ以上に、どうしても見てみたくなる。こういう「本気でヤバいものを作ってる人」の作品に好奇心をくすぐられてしまいます。
そして記念すべき1話。まだ全然ジャブだけど、気持ち悪さ最高でした。考察は苦手なので、ネット上のみなさんの知恵を拝見させていただき楽しんでおります。
(でもこんなもんを子どもの原体験にしようとか言ってるの、ヤバすぎ)
ちなみにわたしがいちばん初めに見た『フェイクドキュメンタリーQ』の動画がこれだったので、TXQ FICTIONシリーズの記念すべき最初のタイトルが「イシナガキクエを探しています」なのは余計ワクワクしますね(怖いけど)