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漫才至上主義・令和ロマンのR2D2・大喜る人たちなど【9月のお笑い④】

9/24 「漫才至上主義」

前回の大阪公演からシールが配られています。シールって最高。ランダムなんで誰が当たるかお楽しみ。オタクが好きなやつ。いずれは4組とも欲しいと思ってるので誰が来てもうれしいな〜と思ってたら、ダイヤモンドをいただきました。推しなんてなんぼあってもいいですからねえ

全組ウケててすごくて嬉しかった。このユニット自体のファンがいっぱいいる環境ではあるけど、立ち姿からしてみんな格好良くて感動的だった。誰がファイナリストになっても疑いようのない完成度で、なんか感覚としてはマッチョの肉体美を見せつけられた気分だった。

・ハイライト

・ダイヤモンド

最近のダイヤモンドはタイヤ痕に代わって「ラッキー〇〇」をツカミにしている。一番好きなネタがラッキー〇〇なので、こんな風に散りばめられて見れるのがうれしい。

なんとも言えない表情の小野さんの「とのことですけれども」から始まり、完全にⓂ️に向けて仕上がりだしているネタの節々に興奮した。特に2本目はウケも凄まじくて鳥肌たった。

・チェリー大作戦

漫才の“その二人がダラダラ喋るだけで面白い“の美学ってもちろんあると思うけど、わたしはやっぱり今回のチェリーの1本目みたいな「どうやって最初のフリに戻ってくるか」でワクワクさせてくれる漫才が大好きだ。

回収すること自体の気持ちよさもあるけど、チェリー大作戦というコンビの掛け合いの小気味良さも好きだから、このトーンの関西弁漫才でキレイな回収をされるとぐっときてしまう。めちゃくちゃギャップ萌えなコンビだなあ。

2本目みたいなキテレツの理不尽ネタも好き。

・シシガシラ

ツカミをあんまりやらないシシガシラが100点の自虐ツカミをしていて楽しかった。漫才至上主義っていうライブは本当にホームなんだなと思った。ネタに入ると思ったら浜中さんが最後の一押ししたのも良かった。

ネタも死ぬほど面白かった。個人的にシシガシラのネタは打率が高くてひょっとしたら…といつも思う。

あと、2本目がハゲ(ほぼ)無しネタで、ハゲNGでも対応できるようにしたのかなと思いつつ、そっちも面白かったのがすごかった。

・黒帯

黒帯は漫才至上主義のメンツの中ではこんなにもワーキャー人気(求:黒帯)なのに、純度100%の悪意ネタでこんなにウケてるのが凄すぎる。

殺傷能力が高すぎてハラハラするけど、そういう黒帯が見たいんだよ!!!って思うファンばっかりがついてて最高。

衣装がちょっとだけ変わっててお揃いのコンバース履いてるの良かった。てらうちのジャケット裏にエントリーナンバーがびっしり貼られてるのがチラッと見えてグッときた。

・ママタルト

グレイモヤのときオードリー春日ぐらいのスピードでサンパチ前に登場した肥満ちゃんだったけど、どうやら足の捻挫は良くなってるみたいで軽快な動きで万引きGメンになっていた。

エンディングで「キテレツぅ〜!」のくだりを目の当たりにして、「(まーごめを知らない人は)こういう気持ちだったのか」と反省していた。

キテレツもまーごめ級にでっかくなりたいね。

9/25 「令和ロマンのR2D2 ゲスト:ハチカイ」

R2D2初の後輩ゲスト(らしい)!警備員の大喜利しかしらなかったのでここで見られて嬉しかった。

あと、お兄さんしてる令和ロマンを見るのはとても新鮮だった。

・ハイライト

・令和ロマン

ハチカイ作のコントがすごかった。令和ロマンの元々持ってるネタか?と思うぐらい令和ロマンにピッタリだった。

キャラも合ってるしボケの種類も「くるまが言いそう」な言葉選びで、普通に令和ロマンのネタとして見てしまった。ジラーチのくだりは本当に面白かったなあ〜。

・ハチカイ

初めてみるハチカイのコントがこれで良かったなあと思った。設定が凝ってて、すごい仕掛けがあるのかとか思ったけど、展開は想像以上にバカバカしくてくだらなすぎてめちゃめちゃ笑った。

あと「手を上げるのと間違えて顎を上げる」のくだりが本当に不可解で楽しかった。いるのかいらないのか、用途も意味もわからないボケって本当に楽しい。

・コーナー「NGワード大喜利/ハチカイ紙飛行機」

受付で紙を配られて「好きな単語を書いてください」と指示された。客の書いた単語を大喜利の解答で使ってしまったらアウトっていうめちゃくちゃ楽しそうな企画。

しかしやってみると案外当たらなくて最終的に無理やり当てにいく流れに。数秒でケムリが出してきた「新大久保 マカロン」がお笑いの客なめすぎてて最高だった。(でも後から確認したら“タピオカ”はいた。いたんかい。)

警備員のシンプルおもしろ大喜利を生で見れて感動したけど、個人的に「ブラゴーリ大ちゃん」をおもしろい単語と思って出したところが鋭くてすげえ!と思った。

大喜利が楽しすぎて時間がなくなり、最後は「8回折って作った紙飛行機を飛ばすコーナー」で終了。紙飛行機って全然飛ばないんだね。

「泣きの一回」を懇願したくるまが全員分の紙飛行機を丸めてぶん投げるだけのバッドエンド。

次回はフランスピアノです!!!やった!!!


9/26 「漫才鬼」

ゼロカランと金魚番長のユニットライブ2022年最終回。ゲストが豪華すぎて「今までの全部の集客と合わせても今回の方が多い」って言ってた…(笑)でもさすがにこのメンツなら来ちゃうなあ。。

わたしの好きな芸人しかいないし座・高円寺だし、本当に何ひとつデメリットがない完璧ライブ。。。

・ハイライト

・金魚番長

1本目は前にライブで見たときにめちゃくちゃ面白くて覚えてたネタ。動きが入れ替わってたりしてて、仕上げにきてる…!と思って興奮した。

2本目の「パンツ見せてくれる」ボケがバカすぎて大笑いした。

金魚番長やっぱりおもしろいなあ。『シンりょう』見た後から箕輪がかなりお気に入りになりました。

・ダイヤモンド

珍しいほどにグダグダしてた!(笑)

ネタの入りで袖の騒がしさに気を取られたのか野澤さんが特に絶不調で、完全に「ダイヤモンドのオタクだからおもしろい」のツボに入ってしまった。

こういうのすら“追っかけ甲斐がある”と思ってしまう。ああいうどうしようもないときにも二人でヘラヘラしているダイヤモンドが大好きだ。

・パンプキンポテトフライ

パンポテまあまあ見る機会あるけど、毎回違うネタ見てる気がする。今回も初めてみるネタだった。

谷くんのうまいこと言うツッコミのパンチラインがいっつも良くて、やっぱりパンポテの漫才が好きだなあと思う。

この時期のライブでも肩に力が入りすぎてない感じも。

・演芸おんせん

こないだの「秋の漫才祭」で初めて見て、好きなお笑いだなあ〜と思ったけど、今回で確信した。わたしは絶対に演芸おんせんがめちゃくちゃ好きだ。

そもそも「曲の歌詞が良すぎるからバラバラにして組み合わせを変えても絶対にいい歌になるはず」っていう定義がそんなわけなさすぎて好き。

組み直されて意味がバグってしまう言葉のおもしろさとか気になるところ全部回収してくれる構成とか、わたしのツボすぎてたまらんかった。

もっといっぱい見たいと思った。


9/29 「局地的 『漫I』」

河谷さんの言葉を信じて待っていた甲斐があった「局地的」!

加納いわく「芸人のつながりをいっこのでっかい兄弟(姉妹)としたとき、いつも遊んでる1個上・1個下じゃなくて、今回は“2個下の弟(妹)”と遊ぼうっていう企画です!」とのこと。

なんかその「いっこのきょうだい」「一緒に遊ぶ」って言う表現がすごい好きで、Aマッソの無邪気さって本当に愛くるしいなあと思った。

・ハイライト

・ワタナベ

アオドラの漫才がすごく良かった。ぬるっとしたテンションで理不尽なこと言ってくるボケがすごく好きなので「推せる!」と思った。他のネタも見てみたい!

ネタ終わりの加納「ワタナベは今コント師が盛り上がってるから、漫才師がんばってほしいって言う気持ちで漫才師を集めた。ただ、ワタナベの中では奇抜な方の二組を呼んだつもりが、他がトリッキーすぎて正統派に見えてしまった」

本当にそう。。(笑)

・吉本

おとうふは山中のツッコミがうますぎて、ボケの武藤さんの“得体の知れない女”感をちょうど和らげて安心して笑えるのがすごい。南海キャンディーズみたいでめちゃくちゃいいコンビ。

そしてわたしの中の今日イチ!かけおち!本当におもしろかった!スターになると思った!!

ダイヤモンドがクリスタルジムで鍛えてるときにトレーナーしてた青木マッチョのいるトリオ。トリオだったことすら知らなかったしまだ1年目だし、それ以外の予備知識がゼロだったのが余計良かったかも。

今一番お笑いライブが好きな客層にめちゃくちゃ刺さるんじゃないかなと思った。スーパーニュウニュウ見てるときと同じ脳波だと思います。もっと色んな人に見てほしいなあ!

・人力舎

人力舎の“真空ジェシカ側”の人たちだなと思った。尖りすぎて客が引くっていうシーンは、吉本のファンだとあんまり見る機会が少ないけど、その純度高いのを体感させられた。「お笑いとはこうである」っていう明確な意地がある人間には触れられない領域って感じだった。

でも平日の夕方からこんなライブにきてる客だから、どうせみんなマスク外したらニヤニヤしながら見てたと思います。わたしも含め。

・事務所名物コーナー

「人力舎名物“つなひき”」
「ワタナベ名物“箱の中身はなんでしょう”」
「吉本名物“叩いて被ってじゃんけんぽん”」

を、それぞれの事務所の若手がやるコーナー。

しかしわたしは大事なことを忘れていた。いくら今回の役割が「2個上の兄ちゃん・姉ちゃん」だとしても、この人たちは「ダイヤモンド・Aマッソ・真空ジェシカ」だった。

そんな3組が集まってコーナーなんかやったら「お笑い」してしまうに決まってるじゃないか。。。

先輩たちの容赦ない「お笑い」の洗礼を受けながら、何が正解かと自問自答に苦しむ2個下のきょうだいたちのひたむきさ、一生懸命さが良かった。もはやかわいそうでもある。

「野澤輸出のお笑いコーナーライブ」を彷彿とさせる悪夢タイムだった。胃もたれがすごい。

この後真空ジェシカと野澤さんは「大喜る」の公開収録があるのに、結局20分押しで終了。

最後の最後まで先輩たちが全員ヘラヘラしていてバカで楽しかった。

加納、ガク、ダイヤモンドがお兄さん・お姉さんとして回してるのがとても愛おしかったな。川北と村上はいつも通りだった。(笑)


9/29 「大喜る人たち season24 公開収録」

「局地的」終わりでダッシュで西荻へ来て「大喜る人たち」を見に来たつもりだったのですが、どうやら「おしっこする人たち」と間違えてしまいました。

全員バカで楽しかった!!酒飲んで解散。良い夜。



現場からは以上です!