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【D-25】かわいいはおもしろい

タイトルだけで「まーた寺田寛明の顔ファンだな?」と思われたかもしれないし、実際に顔ファンではあるものの、「かわいいはおもしろい」は絶対にそうだ。完全に正義だ。

だってかわいいほうが圧倒的におもしろいし、かわいいほうがかわいい。「かわいいは正義」だって、インターネットの古(いにしえ)の時代から言ってるだろうが。

天気の話を振られると「あ、会話終わったな」と思うけど、その次くらいに”きのう見た夢”の話もヤバいと思う。天気は見たら分かるが、夢はもうダメ。分かるものが一つもない。

「パンはパンでも食べられないパンなーんだ?」
「正解は、竹フライパン。」
これぐらいひどい。

しかしながらこの1位(天気)と2位(夢)の差はかなり大きい。”きのう見た夢”の場合、言っている人間によっては「かわいい」が大きく作用して結果めちゃくちゃ笑っちゃう、ということが起こりうるからだ。

例えば、居酒屋で隣に座った知らん大学生の内輪ネタなんて本当に面白くない。知らん大学生って世界で一番かわいくないから。

でも、自分の大好きな友達が「きのうね、阿部寛と東大でランチデートする夢みたの。」とか言ってきたらさすがに笑っちゃう。かわいいから。

バカとブスは自力で東大に行かないといけないけれど、かわいい子には阿部寛と東大側からお迎えに来てくれるんだね。あと東大ランチデートってなんだよ。TDLかよ。東京ディズニーランドかよ。

そんなやかましいことをぐるぐる考えていたら「やばいよね、ウチぜんぜん阿部寛タイプじゃないのに」とか言う。心の底から「しらねえよ」と思って笑える。

”くだらない”と”かわいい”は、共存すると無敵なのだ。

だから【ギャルと喋る】というのはもはやエンタメだ。ギャル側がどう思っているかはしらんけど、ギャルじゃない側からすれば、彼女たちの話すトーンも言い方も、あとそのピュアさも、全部がかわいい。

なぜなら彼女たちにとって”一生かわいいウチ”であるということが生きる目的だからだ。”ロックンロールは手段じゃない、目的だ”とヒロトが言ったように、ギャルにとって”かわいい”とは目的なのだ。

”かわいいはおもしろい”のだから、つまり彼女たちの全部は「おもしろ」に向かっている。そして現在、その最高到達点が『ぱーてぃーちゃん』なのだ。

しょうもない。かわいい。めちゃめちゃおもしろい。さいこう。