もうすぐ10年が経ちそうです

とてつもない出会いをしてからもうすぐ10年が経つ。
BUMP OF CHICKENの唄との出会いは、それはそれは強烈でした。
今思えば刺激が強すぎるわ、あれは(語弊がある)
FF零式でゼロを聴いて、直接殴られたような衝撃を受けてもうすぐ10年。
「え、天体観測と同じ人達?!」
と何かメンバーのビジュアルとかもろもろに衝撃(?)を受けてからもうすぐ10年。
学生だった私はいつの間にか社会人になっていて、20代ももうすぐ折り返し地点に来ている。

BUMP OF CHICKENの唄と出会った当初は、こんなに長い付き合いになるとは思っていなかった。
考え方も、自分が好きな物しか信じない、私が好きな物こそ1番良い。
今の自分からすればめちゃくちゃ地雷な凝り固まった考えを持っていた。
思い返すとめちゃくちゃ恥ずかしい。

こんな唄を歌う人達がいるのかと、徐々に彼らの事を知れば知る程驚いたものです。
もちろん「頑張れ!」って励ましてくれるような応援ソング大好き。
でもそういう生き方がしんどくなって行ってしまったのも事実。
BUMP OF CHICKENの音楽はそうじゃなかった(他が悪いって言いたい訳じゃない)
背中を押すと言うより、ただ黙って隣にいてくれてる。
そんな音楽だと私は思っている。
「1人なんて言うなよ」って言うんじゃなくて、
「君が1人なのは知っている。でもそれでもここにいるじゃないか」
そう言ってくれているような感じ。
社会人になってメンタルがボロボロになってきている私には、そんな音楽が効きすぎていっそ苦しいぐらいです。

25年という歳月は、本当にとんでもないなと思う。
私も今年25歳になるけれど、自分1人の25年という人生ですらとんでもなく色んな事があったのに、それをバンドとして共有してきた彼等には、私が想像も出来ないような苦しみや喜びや本当にたくさんの事があったのだろう。
リボンを結び続けるというのはとても勇気がいる事だと思う。
でも、彼等がリボンを結び続ける選択肢を選んできてくれたことに救われてしまったもので。
だから、25年間BUMP OF CHICKENとしていてくれてありがとうと、声を大にして言いたい。
そしてこれからもどうか、BUMP OF CHICKENとして色んな音を聞かせておくれと願う。

新曲の「Flare」を聴いて色んな思いをしている人が多いだろう。
私も何がとはもう言わないけど、言いようのない寂しさにめちゃくちゃ襲われた。
でも、きっとメンバーはもっと大きな恐怖とか寂しさとか、苦しさに襲われているんだろうなと思うと。
私にはもう何も言えなくなってしまった。
だから私は今日も黙って唄を聴く。
勝手に曲を受け取って、勝手に彼等の腕を掴む選択をした。
今日も勝手に救われていく事を選んだ。
勝手なオタクで申し訳ないな。

いつかまた、赤い星が4つ並ぶ日を待ちます。

25周年おめでとう、これからも勝手に頼ります。

BUMP OF CHICKENへ

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