星座・牡牛座(おうし座)のおはなし
星座の「おうし座」は、金牛宮(きんぎゅうきゅう)とも言われていて、黄道十二宮星座の2番目の星座に当たります。
4月20日から5月20日までに生まれた人が、この「おうし座」になりますね。
おひつじ座は四大元素の土の星座に分類されていて、「おとめ座」と「やぎ座」も同じ土の星座です。
この星座には、プレアデス星団をはじめ、ヒアデス星団、主星アルデバランと有名な天体が多いんです。
守護惑星:金星
守護神:アプロディテ
守護石:エメラルド・翡翠・ローズクオーツ・マラカイト
守護カラー:ピンク・緑
プレアデス星団
M45(和名:すばる):おうし座の東に位置し、最もよく知られている星団の1つです。肉眼でも比較的簡単に見ることができる星団です。
おうし座にあるプレアデスは、ギリシア神話ではプレアデス7人姉妹に例えられます。
この7人姉妹が楽しく踊っていたところ、勇者オリオンがやってきました。
7人はびっくりして逃げました。
オリオンは7人があまりに美しく忘れることが出来ませんでした。
そのため5年間彼女たちを追いかけまわしました。
今だったら、ストーカーで捕まりますよね(笑)
7人は女神アルテミスの助けを借りて、鳩に変身し、オリオンから逃げました。
この後、星座の中に入れられてプレアデス星団になったと言われています。
日本ではプレアデス星団はすばると呼ばれていて、すばると言えば、そうです。富士重工業のマークにもなっていますよね。
ヒアデス星団
Mel 25:アルデバランの近くに位置します。これは、天上でVの字を形成します。これは雄牛の頭にあります。
ヒアデス星団もまた、ギリシア神話ではヒュアデス姉妹に例えられます。
ヒュアデスはアトラスとプレイオネ(オケアニス)との間に生まれた5人の娘たちのことを言います。
兄弟であるヒュアスが狩りの最中に命を落としてしまったのを嘆いて自殺したため、天上の星になったと言われています。
おうし座とギリシャ神話
ある日、ゼウスは一目で恋に落ちました。
その相手は、テュロスの王女として生まれたエウロペです。
彼女はとても美しい女性でした。
ゼウスは、エウロペを自分のものにしようとします。
彼女を誘惑するために、誰にも気づかれないように、自身を白い牡牛に変えました。
そして、侍女と一緒に花を摘んでいるエウロペのそばに近づきました。
白い牡牛を見つけたエウロペは、そのまま牡牛の背中に乗ってしまいました。
白い牡牛に化けていたゼウスは、彼女を背中に乗せたまま、海を渡ってクレタ島へと連れ去っていきました。
ゼウスは本来の姿を現し、エウロペに3つの贈り物を与えました。
その後ふたたび白い牡牛へと姿を変え、星空へあがり「おうし座」になりました。
黄道十二宮星座とは
地球から見た空を天球と呼び、太陽はこの天球を一年かけてゆっくりと一周するようにみえます。星座も一緒に天を周っているように見えます。この一年かけて太陽がゆっくりと星座間を移動する道を黄道と言います。
また、このとき太陽がその中を通っていく12個の星座を黄道十二星座と言います。
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