Oculusコントローラーのスティック押し込みで LiveSplit のスプリットを切れるようにする
趣味でたまに『夏』破壊RTAを走っています。このあいだ久しぶりに LiveSplit を起動して計測しようとしたらやり方を忘れていたので、備忘録ついでに設定方法を公開することにしました。
概略
SteamVR Input → OVRAS でキーストロークをエミュレーション → LiveSplit でショートカットキーで受ける、という流れになります。設定は3箇所
LiveSplit 側でショートカットキーを設定
%APPDATA%\AdvancedSettings-Team の "OVR Advanced Settings.ini" を編集し、 keyboardOne~keyboardThree にショートカットキーを書く
SteamVR のバインディング設定で OVR Advanced Settings 向けの バインドを編集
VRChat における Oculus コントローラーの操作において、右ジョイスティックの上下、および左右ジョイスティックの押し込みには対応するアクションが存在しないため、好きなように割り当てることができます。PlaySpaceMover OVR Advanced Settings の Space Drag を割り当てている人も居ると思いますが、RTAではちょうど レギュレーション で禁止されていたりするのでかまわず使います。
LiveSplit 側でショートカットキーを設定
LiveSplit を右クリックして出てくるメニューの Settings ウィンドウで、Hotkeys の項目がショートカットキーの設定です。最低限 "Start / Split" だけあれば用をなすので、お好きに設定してください。
OVR Advanced Settings.ini にショートカットキーを書く
**編集前にOVR Advanced Settings を終了します**
%APPDATA%\AdvancedSettings-Team フォルダにある OVR Advanced Settings.ini をテキストエディタ(なければメモ帳)で開く
[keyboardShortcuts] のセクションにある keyboardOne ~ keyboardThree にLiveSplit側で設定したショートカットキーを書きます。
記法は https://github.com/OpenVR-Advanced-Settings/OpenVR-AdvancedSettings/blob/master/docs/keyboard_input_guide.md を参考にします
OVR Advanced Settings 向けのバインディングを編集
SteamVR の設定からか、OVRAS 側からどちらでも同じ画面に行けるので、コントローラーのバインドを設定します。このとき「OVR Advanced Settings 向けのバインド設定」を編集します。
misc タブに行き、Joystick の+ から「ボタンとして使用」を出してクリックに keyboardone を当てます。
クリックと長押しを両方使う場合は「ボタンとして使用」が2つ別々に存在するようにします。
Space Drag の設定を入れたりして衝突する場合そちらを解除します。