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猜疑心はどうやって消すのか~心のくせ~

「それ、本心から言ってる?」
私の口癖だ。

どうも。
私はアラサー既婚OL、精神系の病気持ち、趣味は転職活動とチャット、特技は特になしのネガティブ人間である。

私は猜疑心がとても強い。
猜疑心とは聞きなれない言葉である。
猜疑心の意味は
「人の言動を素直に受け取らずに、何か裏があるのではないかと疑うこと」である。
私は猜疑心が強く、他者が高く評価してくれても、
「それは嘘だ」
「ただおだてているだけだ。本心からは思っていない」
と思ってしまう。
それは夫や友人から言われてもそうだ。

では、私の猜疑心はどうやって生まれたのか。

たぶんそれは、小学生の頃だと思う。
きっかけは祖母の言葉だ。
ある時、祖母が私をたくさん褒めてくれたことがあった。
だが裏で親には
「たくさんおだてといたから」
と言っているのを聞いてしまったのだ。
それから、私は、疑い深くなり、
「他人は本当のことを言わない」
と思うようになった。

では親はどうだったのか。
私の親は暴力をふるい、優秀な成績を残さないと評価してくれなかった。
だから学生時代は、親に認められるために一生懸命がんばった。
だが、親の思い通りにはならなかった。
私は、一応国立大学を卒業しているが、親は私の大学を褒めず、
「税金を使っても良い大学」
としか言ってくれない。
そのため、たまに親に褒められても、
「それは本心ではない。本心では馬鹿にしている」
と思ってしまうのだ。

この心は厄介で、夫や友人の言葉にも疑ってしまう。
褒められても
「お世辞だろう、嘘だろう」
と思ってしまうのだ。
この心のくせ、何とか直したいと思うが、なかなか簡単にはいかない。

だが、最近、気づいたことがある。
身近なところだが、きっかけは夫の言葉である。
夫は
「俺はお世辞もおだてもしないから」
と言うのだ。
夫は理系の研究者で真実しか信じない。
その様な夫は私を選び、結婚してくれた。
その人が嘘をつくだろうか。
夫は正義感が強くて、嘘やごまかしをしない人間だ。
しかも、頭の回転が早く、理路整然としている。
だから、この夫の言葉に救われたし、目から鱗だった。

その言葉をきっかけに、夫の言葉を信じるところから始めてみよう、と思った。
もちろん、夫は嘘を言わない人間だ。
しかし、ついつい、心のくせがでて、疑ってしまう。

だから、まずは夫の言葉を素直に受け止めて、
「ありがとう」
と言うところから始めようと思うのだ。
すぐには無理だろうが、少しずつでいい、この心のくせを直して、喜んで「ありがとう」
と言えるようになりたい。

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