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ポケモンの痛バッグを作ってみよう!
はじめに
みなさん、他人の相棒を見るのは好きですか?
私は好きです。
ポケモンセンターに行ったとき、ほかの人が大切そうにぬいぐるみなどを抱えているのを見ると幸せな気持ちになりますね。幸せすぎてレジ待ちの間についつい他人のカゴを覗き込んでしまいます(お行儀が悪い)。
お買い物の中身だけでなく、持ち物でもアピールしてくれているともっと嬉しいです。
例えば、そう、バッグとかね。
そもそも「痛バッグ」って何?
特定のキャラクターやアイドルのグッズで飾り立てたバッグのこと。「痛バ」と略されることが多く、本記事でも以後そのように表記します。
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ポケモンの世界は裾野が広いせいか、この手の文化はあまり浸透していない気がします。一応X(旧Twitter)で検索すると、何人かは作っている方がいらっしゃるみたいですね。
女性が持つものというイメージが強いですが、男性もそれ以外の性別の人もどしどし作って持ち歩いたらいいと思います。
制作経緯(読み飛ばしOK)
2024年5月、とあるスーパー戦隊のイベントに参加した私は、開場待ちの列に並びながらひとつの思いを抱きました。
「痛バ作ってる人いっぱいいるなぁ……楽しそうでいいな」
しかしこの戦隊のイベントはこれが最後。今から頑張ってグッズを集めてもお披露目の場がありません。自分で作るのはあきらめることにして、他人のを楽しく眺めて帰りました。
1週間と少し後。
初登場から13年越しに相棒のグッズが大量供給されることが発表され完全に正気を失った私は思い立ちました。
「そうだ! フシデの痛バを作ればいいんだ! それでポケセンとかに持っていくんだ!!」
というわけで↓
痛バッグを作ろう!
基本的なテクニック等はこちらが参考になります。
用意するもの
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土台
グッズ
グッズ保護材
装飾資材
はさみ、両面テープ
土台とグッズ以外は百均で大体揃います。
土台
土台となるバッグ。
片面に透明ビニールがついているものを使用するのが一般的。ネットで買えます。
いろんな形・大きさ・価格のものが売っているので、自分の好みや用途に合ったものを探しましょう。可愛らしい装飾がついたものが多いですが、年齢や性別を選ばないシンプルなものも結構あります。面白いところではボディバッグも。
今回は肩掛けできるA4スクエア型をチョイス。
付属のメッシュシートに飾り付けていきます。
グッズ
バッジ等
缶バッジがよく使われますが、ポケモングッズではそんなに見かけませんね。
市販のキットで自作したり、ピンズを付けたり、チャームをさげたり工夫しましょう。
今回はBUG OUT!のぬいぐるみバッジを付けます。というかこれが出たから作ろうと思いました。
ポケモンカード
登場直後でない限り、たぶんどのポケモンにもあるグッズ。たくさん集めている人はこれだけでも。
画面写真のプリントアウト
直撮り、スクショ、AR写真どれでも。カメラ屋さんやコンビニのプリントサービスを利用しましょう。先に触れた自作グッズの素材にもできます。
相棒のグッズが出ないよ~という方も、これなら用意できるはず。
痛バに限らずグッズを自作しようとした際、ファンアートでない「本物」の図像を使用しようとすると、通常は特定の機会に公式から提供される特定の場面のものを活用するしかありません。
しかしポケモンはその長い歴史の積み重ねのおかげで、(ポケモンの種類にもよりますが)膨大な量のゲームの中から活躍の場面を自分で選んで撮影することができます。
相棒が最も輝く瞬間や、自分だけの思い出を形にできる。これは他のコンテンツにはない、ポケモン独自の強みだと思います。
グッズ保護材
各種スリーブ。汚れ・傷・騒音防止になります。
カードや写真用のスリーブはホログラム入りのものやフレーム模様がついたものなど、いろいろ種類が売っています。
今回は写真用にホログラム入りを、カード用には普通の透明スリーブをチョイス。
装飾資材
リボン、レース、造花、マスキングテープなどお好みで。センス良くデコレーションしてライバルに差を付けましょう。もちろん無くてもOK。
レイアウト&取り付け
本格的に取り付ける前に、一度並べてみてレイアウトを考えましょう。
こうかな。
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整然としているけど、BWの写真が目立たないし真ん中がちょっと寂しいですね。
こうしたらどうだろう。
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中央のテキストがアクセントになっていい感じ。これで行きましょう。
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写真を撮っておいて、それを参考に取り付けていきます。
バッジは付属のピンで、他は両面テープで固定。落ちなきゃ大丈夫。
取り付けが完了したら、シートをバッグに入れ込んで……
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本当は右上にリボンチャームが付いているのですが、外しました。フシデが見えないので。
ともかくこれで完成! 可愛くできました。
おわりに
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
自分で作って遊ぶだけでも良かったのですが、そういえばポケモンの痛バって見たことないな~と思ったので記事を書いてみました。
この記事でポケモングッズの楽しみ方が拡がった!という人が1人でもいたら嬉しいです。
余談:
今回登場したぬいぐるみバッジですが、台紙にも可愛いイラストが使用されています。バッジを外したらもう使うことは無いけど、このまま処分してしまうなんてとてもできない……!
ということで、市販のキットを使ってピンバッジに仕立ててみました。
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もちろん同シリーズのプルバックフィギュアのパッケージも捨てられていません。
どうしようね。