トップジェルのツヤと光沢
ジェルネイルをどれだけ美しく仕上げられるかは、ここに掛かっていると私は考えています。
トップジェルのツヤです
人で言ったら見た目の美しさが光沢、内面からにじみ出る人間性を含めた、相手に伝わるオーラのような、眩い光がツヤという事になるでしょうか。
光沢は若さ主体なのに対して、ツヤは若くても老いても出せますから、神様の采配ってニクイなーと思います。
私はジェルネイルの仕上がりにも、光沢ではなくツヤを追い求めています。
ツヤは別の表現をすれば、ダイヤモンドのようなキラキラとした輝きではなく、漆塗のような深い色合いのことと捉えてください。
光沢を出すのは、簡単です。
カラー層が剥げていない限り、キズがあってもが多少凸凹していても、光沢は簡単に作りだすことが可能です。
でも、ツヤは簡単にはいきません。
つまりそういうことになります。
ネイリストとしての腕の見せ所ですね。
ツヤを出すには、カラー層を平らで滑らかにすることが必須ですが、それはプレパレーションで行っていきます。
プレパレーションでは、高度な地爪処理の一つである「磨き」というテクニックがポイントになります。これはバッファーを爪に当てて行いますが、これを「爪を削っている」と捉えている方には見えてこない世界です。
爪を磨くことで、ジェルを塗る爪を平らで滑らかに、凹凸、溝を無くしていくことができます。大丈夫、巧い人がバッファーを爪にあてたくらいでは爪は薄くなったりしません。そもそも、目の前にいらっしゃるお客様の爪を必要以上に削るプロネイリストはいません。だって、そんなことをしようものなら即クレームになってしまいます。
適切に磨き込まれた爪は、ジェルのりも良く、さらに平滑化された爪は、見事な映り込みを演出できるとても美しいトップ面を作り出すことが可能になります。
プレパレーションで爪にバッファーを当てているとき、お客様には爪を削っているのではなく、磨いているのだと説明してください。