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究極のワイン

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このマガジンでは、アメリカのすごいワインに関連する話題を取りあげます (50本)。 「ワインにはあまり興味がない」 「ワインをおいしいと思ったことはあまりない」 このような方々に…
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2022年2月の記事一覧

賞味期限がいちばん長いアメリカワイン ?!

ワインはアルコールや高い酸性度などの影響で腐らないといわれていますが、酸化などによる劣化は存在します。 ものによりピンキリですが、赤ワインでは5〜30年くらいに飲むべきとされるのが一般的かもしれません。 ロバート パーカー ワイン アドヴォケイトの評価には「Drink Date」というものがあるため、それがいちばん長いアメリカワインを調べてみました。 ワインは満点のものを採用しました。 その結果驚くべきことに、賞味期限 (?!) が「2080年」のワインが存在することがわ

11つの悪いワインからみた良いワイン !?

良いワインとはどういったワインか、味の観点からもう少し考えてみたいと思います。 良いワインのコメントはしばしば聞きますが、悪いワインのコメントはあまりきいたことがありません。 そこで、ロバート パーカーがこれまでに「容認できないと思われるワイン」 (50-59点: A wine deemed to be unacceptable) としたアメリカ赤ワインを調べてみますと、11つありました。 具体的なワインにはふれませんが、有名なものも含まれていました (コメントは下に)。

コミュニケーションツールとしてのカルトワイン

もしあなたに、アメリカ人の知り合いがいたとして、その方が銘酒を含む日本酒に夢中であったら、あなたはどういった気持ちになるでしょうか? 少なくとも悪い気持ちはせず、むしろ親しみがわき、その方との距離が縮まるかもしれません。 そして、逆に日本人が、(理由はともあれ例えそれほど飲めなくとも) カルトワインを含むアメリカワインに熱狂していたら.....。 同様のことが言えるかもしれません。 私も、アメリカ人とお付き合いする中で、アメリカワインに何度もサポートいただきました。

激レアなアメリカワインの本 !?

まるで映画「ブックセラーズ」に出てきそうな話ですが、入手困難なアメリカワインの本があります。 それは「The Art of Sine Qua Non」という本です。 Wine Spectatorの記事に写真がありますのでご覧ください (表紙だけですが…)。 著者はシネクアノンのマンフレッド クランクルで、250頁の大型本です。 ワインとラベルをまじえて、クランクル夫妻の物語が描かれているようです。中には、TTB (酒類タバコ税貿易管理局) に受け入れてもらえなかったものも