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究極のワイン

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このマガジンでは、アメリカのすごいワインに関連する話題を取りあげます (50本)。 「ワインにはあまり興味がない」 「ワインをおいしいと思ったことはあまりない」 このような方々に…
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2021年5月の記事一覧

いちばん高いアメリカのワインはスクリーミング イーグルではなくシネ クア ノンだった?!

今回ご紹介するシネ クア ノン、なんと1本1000万円まで高騰したようです。 先ほど確認したら、今日は売っているところはないようでしたが、世界のどこかにきっとまだあるはずです。 自分とは縁のないものですが、「宝探し」のようで、なんだかワクワクします。 さて、みなさんは「いちばん高いアメリカのワイン」と聞いて、なにを思い浮かべるでしょうか? 何も思い浮かばないという方がほとんどかもしれませんし、オーパス ワン?という方もいらっしゃるかもしれません。あるいは、S.....?

アメリカのすごいワイン 〜 もうひとつのS..... とクレーム ド カシス?! 〜

昨年、ホリエモンが潜入したプレミエ ナパ ヴァレー、最新の中田敦彦のYouTube大学で紹介された書籍「安いニッポン」といい、日米に大きな物価の違いを感じる今日この頃。 前回は、アメリカでいちばん高いワインとして、Sine Qua NonとScreaming Eagleを取り上げました。 今回は、アメリカのすごいワインとして、もうひとつのS.....をご紹介したいと思います。 もうひとつのS.....アメリカのすごいワイン、その名は、 Scarecrow (スケアクロ

カルトワイン 〜「希少」であり「人気」が高いこと 〜

一部のアメリカのすばらしいワインは、あるよばれ方をしていますが、ご存知でしょうか。 それは、 「カルトワイン」 です。 1990年前後からよばれるようになったようですが、明確な定義はありません。 何をカルトワインとよぶかは人によって異なり、アメリカ以外のワインであってもカルトワインとよばれることがあるくらいです。 ということで、私なりにカルトワインの定義を整理したいと思います。 カルトワインの定義 (カルドルネ版)カルトワインとは、少なくとも以下2つを満たすもの

すばらしいワインは「低収量」と「熟したブドウ」で決まる?

私は27年間で30万本以上のワインをテイスティングしてきたが、未熟なブドウからとびきり上等のワインが生み出された例を知らない。 未熟なオレンジや桃、杏、さくらんぼをおいしいと思う人がいるだろうか? 格別なワインをつくるためには、低収量と熟したブドウは欠かせない。 にもかかわらず、驚くべきことに、多くのワイナリーがこの基本原則を理解していないように見えるのだ。 [引用: ロバート・パーカーが選ぶ 世界の極上ワイン (ロバート・M・パーカーJr.著)] ワインの最高権威