ビットシリーズ20周年記念動画の解説

うわーーーーーーーん疲れたよおおおおおおん!!!

失礼しました、取り乱しました。
今回の動画は構想1年、編集2か月のという私が趣味で作るにしてはそれなりな大作になりました。ほんでもってこの記事を公開1日前に書いています。間に合うかヒヤヒヤした。

改めましてこんにちは、でんたくです。
この度「ビットシリーズ20周年動画」を投稿させていただきました。
ご覧いただけたでしょうか?
まだ見ていない!という方はご覧になってから、自分で考察してみたい!という方は自分なりの答えが出てからこちらの解説文を読んでいただければと思います。

使用曲について

今年はいろいろな曲を使用させていただいたのですが、メインテーマはHaTaさんの「目覚めたあなたよ幸福たれ」という曲です。

前々からHaTaさんの曲のファンで、この曲は絶対20周年で使わせていただくぞと決めていました。
また、2021年のビット20周年というのは、2011年度のヒロキが初登場した夢時代10周年でもあるわけです。
個人的にこの曲は夢時代に似合ってるなと思っていたのでこの曲を使わせていただいた次第です。

<はみ出し話>
実はこれまでの記念動画も10周年のシーズンに掛けていた部分があったのです。お気づきになられたでしょうか?
2018年(トーヤ期10周年)→テーマカラーを緑に(ニコ動版のコメを緑に)
2020年(時空編10周年)→過去にタイムスリップ

メインテーマについて

番組の歴史を振り返り、セイコーの歴史を振り返り、さて次は何を振り返ろうかと思った時に、これがないと番組は20年続かなかっただろうな、という番組にとって重要であろうものを振り返ることにしました。
それが視聴者です。
20年という期間で視聴者が生まれ、育っています。
番組の歴史には視聴者の人生があるのだと思い、今回は視聴者の人生を振り返る、二次創作でありながら一次創作もある新しい漫画動画にしてみました。

動画の解説

ここから本編。各パートごとに解説していきます。

◇アバンタイトル・オープニング

相も変わらず本編までが長い。
けど今回は本編も長いから許容範囲内でしょう…。

過去動画の振り返りを過去動画のメイン曲をラジオのチューニングをするような演出でアバンタイトルに入れ込みました。

からのオープニングは、去年出したメールが届いたところから始まります。
この演出は去年の動画作ってる段階でやろうと思っていました。
やる前提の去年のあの〆なので。

「漫画セット→電子基板→万年筆と原稿用紙」というのは本編の伏線です。
いや、ごめん、そこまで伏線ではないです(秒速前言撤回)
これについては後で書きます。

最初はGペンで漫画用原稿用紙に題字書こうと思ってたんですけど、あまりにインク使ってなさ過ぎてカッピカピになってたので諦めて万年筆で書きました。
やはりモノは使わないとダメになる。

本編

この動画は視聴者2人の人生を漫画として描いたものになっています。
漫画描くの本当大変だったー!!
普段漫画なんて描かないですからね。
たった14Pなのに描き上げるのに2週間かかってしまいました。
漫画家ってすげえ。

ここからは1Pごとにお話とか設定を紹介していきます。
(動画用に書いてるのでコマ割りとかは無茶苦茶+文字は後付けなので書かれてません)

第一章「出会い編」

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一人目の主人公は絵を描くことが好きな男の子。
年齢の設定は10歳。

絵を描くのが本人のアイデンティティであるが、人付き合いがあまり得意ではない少年。
絵を描くという行為は果たして自分にとってプラスなのか?
そんな漠然とした悩みを抱えていた少年が、テレビを付けて目に入った「天才ビットくん」を見てその行為を前向きに受け取ることになるのです。

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二人目の主人公は工作が好きな少女。
年齢は少年と一緒。つまり少年と少女は他校の同級生です。
元気いっぱいで好奇心旺盛。やりたいことはとにかくやってみたい。
そんな少女が「天才ビットくん」に出会い、CGの世界に魅せられます。

第二章「変化編」

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番組との出会いの次は人との出会い。
中学生になった少年はとある友人と出会います。
同級生ではあるものの、達観しててどこか大人な雰囲気を帯びている友人。
共通の趣味である”絵を描く”という行為を通じて少年は新しい価値観を取り入れていきます。

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同じく中学生になった少女。
勉強が得意で誰よりも勉強を頑張ってきたという。
しかし、自分が勉強している意味とはなんなのか?この勉強は本当に自分がやるべきことなのか?やりたいことなのか?という思考に陥ってしまいます。

中高生なら一度は通ったことあるかもしれないこの複雑な気持ち。
「自分のなりたい像」「自分がやりたいこと」「やらなければならないこと」自分が抱く様々な感情がぐっちゃぐちゃになるんですよね。
もしかしたら今こういうことで悩んでいる人いっぱいいるかもしれない。

第三章「決意編」

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高校三年生になった少年少女。もう少年少女と呼ぶ年齢ではありませんが、便宜上このままで…。

二人は高校を卒業する先、自分がどういう道に進むかを決めることになります。その決意は一体どんなものだったのか―

第4章「想像と創造編」

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成人した少年少女。
二人はとあるコンペの受賞会場で偶然出会います。
自分の好きな絵を描き続けていた少年。
そしてその絵に一目惚れした少女。
二人の創作が出会い、新しい創作が始まる、そんな章になっています。

少女は結構ぐいぐい来る性格ですね。
というかもともとそういう性格だったんですが、受験勉強で疲弊してた時はその自分を見失ってたんですね。
そしていざ決意新たにしてまたその”自分”が戻ってきた、という感じでしょう。

少年は心優しく押しには弱いが芯はちゃんとあるような子な気がします。

因みに少女はコンタクトデビューしました。
大学生あるあるです。
なんでや(by 眼鏡フェチのでんたく)

最終章「未来編」

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少年少女はその後なんやかんやあって結婚し、一人の子供を授かります。
子供の年齢は5歳くらい。幼稚園生ですね。
その子供は「ビットワールド」の視聴者で、子供に創作のバトンが繋がっていく、という話でした。

「漫画セット→電子基板→万年筆と原稿用紙」が伏線風と序盤で書きましたが、それはこの漫画の登場人物をなぞらえているものです。
漫画セットは少年。
電子基板は少女。
万年筆は二人の子供です。

で、最終章2ページ目のちびっ子の絵。
これ実は私がリアル5、6歳のときに描いた絵をスキャンしたものです。

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子供の絵って子供にしか描けないんですよ。
どんなに子供っぽく描こうと思ってもそれは”大人が描いた子供っぽい絵”になってしまうわけで。
そこで、15年前の私の力を借りました。
まさか当時の私も何気なく幼稚園の学級通信の裏に描いた絵がこうして20歳の自分に使われるとは思っていなかったでしょうね。
そしてこの大したことのない絵を今に至るまで残しておいたの、すごい(小並感)

そしてこの章は私が夏に描いた漫画のリメイクです。

そもそもこの漫画が今回の漫画動画の原案です。
この時のほうが絵が丁寧だね!(そうだね)
今回ページごとに顔変わってるなぁとかそういうのはもう、本当に、勘弁してください…。

で、実は主人公たちは結構私の人生から引用してる部分もあるんですよね。
流石にあそこまで綺麗な人生ではないですが、出会いや決意なんかは結構この漫画を描くにあたって実体験に基づいたりします。
いろんな人を巻き込んでのこの合作動画で自分の色ばっか出すのもな、と思ったのですが、私もビットを見て育った身。視聴者の物語と銘打ってるこの作品なので、視聴者である”私”を出してもええやろ…!ってことでめちゃくちゃ自分の色を出させていただきました。

そして最後に出たバグハグ大王とビットキングのペーパークラフト。
見覚えある方いませんか?
これは2019年の記念動画に登場したものです。
2019年の動画制作当時からこれはのちの動画でも使おうと思っていたので保存しておいたのです。
ただ、ペラペラな色画用紙で作ったもんで、2年経ってべこべこになってました。よーく見たらちょっと汚くなってます。

◇スライドショーパート

スライドショーパートは最終章に含まれます。
一応このパートには主人公たちが寝ているときに見ている夢、という設定があります。夢編10周年にもかけてます。

スライドショーで最初に紹介させていただいた作品は雪奈さんによるSS「冒険の目印」です。

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テキストで送ってくださったSSを私が原稿用紙に手描きで書き起こしたわけです。
そう…私の字です…。題字、最後のコメント字も全部私の直筆です。
めーーーーーっちゃ字きたねえよな!ごめんなぁ!
なんせ私普段相当な癖字と悪筆なもんで、これでも綺麗に書いたほうなんですよ…。
普段どんだけきたねえかというと字汚すぎてテストで減点された程度にはきたねえんですわ…。
じゃあなんで直筆にしたの?テキスト打つかフォロワーに頼めばよかったんじゃないの?って思われますよね。
実際初めはテキストで打ってましたし、字綺麗だなと思ってるフォロワーに頼もうとも思いました。
が、作者である私の字だからこそ、この動画の思いとかが伝わるんじゃないかなと考えましてこの演出に至ったわけです。
ま、流石に読めないくらい汚かったらフォロワーに頼んでたが!
ギリギリ読めるっしょ!

因みになんですが、このスライドショーは2017年に投稿した10周年動画を踏まえて作られています。

5年で編集上手くなったね。まずアスペクト比がちゃんとできてるね。
あの動画アスペクト比16:9で作ったのにエンコードの設定を間違えて最終的に4:3で出力されてしまってるんですよね。
そこがこの動画最大のミスです。

今回の動画で紹介したイラストはギャラリーに公開しております(期間限定かもしれませんが、1年は残しておきます)

終わりに

この5年で私はTwitterやpixivなどでいろんな方と繋がりました。
フォロワーさん、FF外のユーザーさんたちの力が無かったらこの作品は完成させることはできませんでした。
今でもビットワールドを見ている方、もう見てないという方、様々だと思いますが、それでも一度は見ていたからこの動画に協力してくださったのだと思うのです。
1つの番組がきっかけでこうして出会えたなんて、奇跡に等しいことです。
想像と創造の繋がりの素晴らしさがこの作品で伝わったら私は本望です。

最後にはなりますが、素敵な番組を作り続けてくださった公式様、5年間それぞれの動画に協力してくださった方々、動画を見てくださった方々、本当にありがとうございました!

これにてでんたくのビット記念動画シリーズは一旦おしまい!
お疲れ様でした!

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