技術士1次試験専門科目 機械部門出題傾向(過去問10年分析)
こういった疑問に答えます。
■1.頻出問題まとめました(過去問10年分の分析)
出題傾向を分析したのは、2011年〜2020年の技術士第1次試験(機械部門)の11回385問分(令和1年再試験含む)です。
過去問の出題分野を分類した生データはページの後段に掲載します。
□その①:材料力学
材料力学は11回分の過去問で合計110題出題されました。
機械力学・制御の132題に次いで2番目の出題数です。
平面応力状態、薄肉円筒容器ならびに座屈荷重といった高頻出問題があります。
(11回中10回出るとかほぼ出ますね。確実に解けるようにしましょう。)
□その②:機械力学・制御
機械力学・制御は合計132題出題されており1番出題数が多いです。
回転の運動方程式、ラプラス変換、ブロック線図、安定判別などが高頻出です。
□その③:熱力学
熱力学は合計74題が出題されており3番目の出題数です。
平板の熱伝導、熱サイクルならびにエントロピー変化に関する問題が頻出です。
□その④:流体力学
流体力学は合計69題出題され、4つの分野の中では最も出題数が少ないです。
しかし、高頻出のベルヌーイの定理や運動量の法則に関する問題は1題/年以上出題されているため、
勉強すれば効率良く得点できるはずです。
■2.過去問を何問解けば合格できるか
技術士第1次試験専門科目は35題中25題を選択して解答し、50%(13問)以上正答すれば合格します。
11回分の過去問において、出題頻度別の合格ラインを分析しました。
・解答数25題をカバーできる出題頻度ライン(青)・・・3題/(11年)以上の問題でカバーできる
・解答数13題をカバーできる出題頻度ライン(赤)・・・8題/(11年)以上の問題でカバーできる
しかし、過去問を解いても100%正答できる訳ではないので、参考までにご活用くださいませ。
3.技術士第1次試験 機械部門 出題傾向分析生データ
有料記事では出題傾向を分析した生データのスプレッドシートを公開します。
例えば、出題回数の多いベルヌーイの問題は、何年の何題目に出題されたか、を調べる時に使ってみてください。
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