こぼれ話① (小学生編)

私の性格とか考え方にすごく影響を及ぼしたってほどではないのであえて語らなかった作品たち。
たまらなく好きなので自己分析を盾に語る。
心惹かれたものには理由があると思って。


銀魂

兄の影響で小学校低学年の頃から見てた。『銀魂』はギャグ:シリアス=9:1くらいの割合で、得られる教訓はすべてくだらない笑いで帳消しされてしまう。だから銀さんが言った名言の数々も、銀さんが言った下ネタの数々で上書きされてしまう。
なので『銀魂』で学んだことを何一つ思い出せないが、この作品には私を狂わせた人がいる。
神楽の兄、神威くん。戦闘部族:夜兎。
完全に一目惚れだと思う。顔面がどタイプ。
善悪の基準をどこに置くかにもよるけど、神威くんは一般的な善人ではなくて、それでも悪人とも言い切れなくて……とは言いつつぶっちゃけ彼が何してても好きなんで彼が笑っていればもうなんでもいいです。(限界夢女)

たまに涙腺が緩むいい作品なんだけど、本当にくだらない回で涙が引っ込むので、記憶にあるのは笑ったことばかり。
案外人生なんてそんなものかもしれない。
どれだけ格好よく取り繕っても、どうしても気恥ずかしさが抜けなくて、それを笑いで誤魔化したくなる。格好がつかない。意地らしくて可愛いじゃないか。

やっぱり『銀魂』を語るのに真面目な話なんて似合わないな。
この言葉で締め括ろう。
「万事屋は永久に不潔(滅)です。」


SKET DANCE

これは完全に『銀魂』繋がりで知った作品。当初は『銀魂』のパクリとか言われてた。確かにギャグとシリアスの比率や、男2人、女1人の3人組っていうのも似通っている。
実際アニメを観ていくと、笑わせ所やメインストーリーは結構違う。
学園モノなので、思春期の学生らしい悩みや人間関係の悩みなどが取り上げられる。
メインの3人の辛い過去も、今の彼らの活動の動機となっていて、彼らが大切にしている軸がよくわかる。

「人助け」
そんな偽善みたいなことを彼らはなんの報酬もなしにやるのだ。すごいよ、ほんと。
私は、人は誰しも打算的に生きていると思っている。無意識的にも意識的にも。それが悪いことだとは思わない。(やり方にもよるが)
ただ、世の中には何の計算もなく、無条件に人助けをできる人間もいる。
こういう人を心底、尊敬する。

本作の主人公:ボッスンは地味だと作中でもいじられるくらいイケメンでもなくスタイルがいいわけでもなくかっこいい特技があるわけでもないが、彼の周りには自然と人が集まる。
バカでも地味でもいいじゃないか。
親しみやすさ以上の君の魅力は他にないだろう。


テニスの王子様

テニプリはネタにされることが多い作品だが、まじで読んだ側の正直なところ、普通に面白いスポーツ漫画だ。
そして私は許斐先生の絵柄がめちゃくちゃ好みらしい。この漫画、イケメンパラダイス。
というわけで、私がこの作品で恋に落ちた数はちょっと数え切れない。

とりあえず好きな男の名前でも書こう。
越前リョーマ、跡部景吾、白石蔵之介、手塚国光、不二周助、越前リョーガ、忍足謙也、日吉若、仁王雅治、柳生比呂士、徳川カズヤ、入江奏多……etc
いや、多いな……!!!
パラレルワールド型夢女の誕生である。
これは私の今に通じる楽しみ方の一つだ。

私は兄の影響で小学校2年から6年まで硬式テニスをやっていた。たぶん、兄はテニプリの影響でテニスを始めた。なので、テニプリの影響で私がテニスを始めたと言っても過言ではない。
そう考えると私の人生に割と影響を及ぼした作品である。
リョーマくんは「テニスって楽しいじゃん」って平気で口にするし本気で思ってる。
"好きなこと"を"楽しく続ける"ことの難しさを成長するにつれて身に染みて思うが、そんな悩みを一切感じないリョーマくんは本当に眩しい。
今も昔も、好きなものや好きなことに熱中している人間が眩しくてたまらないし、同時に謎の嫉妬を覚える。
私はもう少し、自分の"好き"と向き合いたい。


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