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バスの中では退屈と夢中の間くらいが丁度いい

木曜日の夜のこと。
通院とデイケアで疲れ果ててしまう。夕方まではなんともなかったのだけれど、家に着いた途端にエネルギーが切れる。自分の家の匂いっていいよね。やっぱり家が一番安心する。

夜ご飯を食べたら眠気がピークに。お風呂も面倒になってきてそのまま寝てしまおうと思ったけれど、ululisの香りに誘われてシャワーを浴びる。お気に入りのシャンプーがあるとやる気が出る。私にはちょっと高めのシャンプーだったけれど、ほんとうに買って良かったなと思ってる。

23:30に就寝。明日は起きたらああしようこうしようと考えてたらいつの間にか眠っていた。毎日こうだと良いのだけれど。


金曜日のこと。
7:30に目が覚める。8時間くらい寝た。それでもまだ眠い。気が付いたら8時を過ぎていて慌てて起きる。日によって眠剤が効きすぎたり、あまり効かなかったり。同じ薬なのにどうしてそうなるんだろう。すごく不思議。

訪問看護の日。通院の次の日に訪問看護ってどうなんだろうって思うところがある。2週間くらいの間隔で通院と訪問看護が交互にあればいいのになと思う。

仕事に通い始めたことを訪看さんに報告した。退院してからずっと私のことを応援してくれていた人だから、誰よりも先に報告したかった。

看護師さんはとても喜んでくれて、嬉しくてちょっと泣きそうになる。でも先生と同じことを言われた。仕事に復帰する時は、半年とか1年とか、少し長めのスパンで考えた方がいいよと言われた。

どこまで頑張ればいいのか、自分ではよくわからない。今日は調子が良さそうだなとか、もう絶対に無理とか、そこまで分かり易ければ良いのだけれど、ここから先は体調を崩すかもしれないからやめておこうとか、そういう判断がとても難しく感じてしまう。

訪看さんに背中を押してもらったり、時にはちょっと引っ張ってもらったり。訪看さんがいなかったら、私はまた入院していたかもしれない。ほんとうに良い人と巡り会えたと思う。私の命の恩人の一人。


午後から仕事へ行く。
バスの中でボリス絵日記を読む。目的地までは約30分。面白すぎて、あっという間に着いてしまう。面白すぎて乗り過ごしたらどうしよう。面白すぎる本だと逆に危ない。暇すぎて寝てしまうのも危険だけれど、夢中になりすぎて乗り過ごすのもそれはそれで危ない。その中間くらいがちょうどよいのだけれど、暇でもなく、夢中にもならない、そんな便利なものって世の中にあるのだろうか。


夕方の6時頃に帰宅。雨が降っていて肌寒い。買い物へ行くのが面倒になってしまう。というか、お気に入りのスニーカーが濡れるのが嫌なだけ。防水のスプレーとか買おうかな。

たまにはコンビニのご飯でもいいかなと思って、徒歩4分の距離にあるセブンイレブンへ行ってみる。噂の「みそきん」は売っている痕跡すら無い。過去に1度でも置いてあったとしたら「みそきんは入荷未定です」とかなんとか貼ってあってもいいものだよね。店内をぐるぐる回ってみても、みそきんの「み」の字も無い。なんだかもう、どうでもよくなってきた。忘れた頃に見つけたら買ってみようと思う。

ロコモコ丼と、海老とアスパラのサラダを買う。2つで約1,000円。高っ。こんなの毎日食べてたら、体がどうのこうのよりも、それ以前にお金が続かない。やっぱりスーパーで買い物するのが一番だなと思う。コンビニご飯は半年に一回ぐらいでちょうどいい。

夜にLINEで恋人と1時間ほど話す。ほぼ毎日、夜に1時間くらいは話してる。今日はこんなことがあったとか、何を食べたとか、寒いねとか、割とどーでもいいような話しも多いのだけれど、話をしているだけでなんとなく落ち着く。

「おやすみ。また明日ね」そう言い合える人ができて幸せに思う。

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