POPVIRUS
2019.02.28 木曜日
小学校低学年の頃、木曜日が嫌いだった。というか木曜日にあるピアノのおけいこが嫌いだった。自分でやりたいと言ったくせに。
朝、夢を見た。ヘリコプターで空を飛んでる夢。起きたら9時30分だった。今日はずっと楽しみにしていた日なのに、いつものダラけた生活は変わらないのでそんな時間に起きた。顔洗って、歯磨いて、おととい買ったワンピースのタグを切って、髪を巻いた。ドーナツも食べたんだっけ。
2月の平日にツアー日程を組み込むことができるの割と凄いことじゃないか？そう思いながら首都高を走った。といっても助手席に乗っているだけだけど。
朝から雨が降っていた。今日は1日止まないらしい。予約していたパーキングに車を停めた。警備のおじさんが急かしてくるので急いで車を出た。ドームシティの観覧車が見えた。ジェットコースターは無人で運転していたし、メリーゴーランドは止まっていた。
グッズ売り場全然混んでないじゃん！と話していたら裏にも人が続いていた。みんな傘さして並んでいた。私の傘は一回り大きく邪魔だったので一番高く上げた。靴はびしょびしょ、靴下脱げ脱げ、手はガクガクだった。ライブに来たらライブＴシャツがマストだろ！という考えがあったけど今回はなんかもういっか〜と思ってやめた。お金ないし。そうだ、アルバイトを1月で辞めたんだけど、まだ給料取りに行ってないんだよね〜、、
開演まで時間があるので韓国料理屋に並んだ。手がかかりそうな料理第1位の韓国料理。そうでもないか。店の外も中も「星野源のファンです」というような人がたくさんいた。ここの店員さんも店長に「今日は星野源がライブするから混むんだよな〜、みんなランチディナー入れるよな？」といわれてやってるんだろうね。お疲れ様です分かります。
でご飯食べてお土産買ったら16時をすぎていた。なんか寒くね？入っちゃう？って感じで中に入った。ドームの中にピザ屋とかなんとか色々あってお昼ガッツリ食べなくても良かったなと思った。あんなに並んだのに！先に言ってよ〜！！
17時30分ごろトイレに行ったら超混みだった。今日は並んでばかりかよ。
ここまで書いた文めちゃどうでもいいね
18時30分 会場が一気に暗くなって星野源が出てきた。赤いパーカー。真ん前の席だったけど遠ーーーいとこにいたので誰だか分からなかった。一曲目を歌い始めたその人はあの星野源だった。最近テレビでもDVDでもユーチューブでも星野源を目で見ることをしていなかったので久しぶり〜って感情だった。
ステージに立つその人はたくさん笑って、たくさん踊って、たくさん歩いて、もちろん歌って、大きい画面でも見たいし、生の姿も見たいし、と頭の中がこんがらがった。
素の姿を見せているようで、「これがみんな好きなんでしょ」という姿を見せているようだった。私がそうであってほしいなと思っているだけなのかもね。私と星野源似てるかもな、と思った時から星野源はどんどんスゴイ人になっていって（というか元からスゴイ人なのが世間に認められていって）、やっぱり同じじゃなかったなとなるのが悔しいからそう思ってしまうのだろうか。いわゆる僻みってやつ！
途中、昔の曲の演奏で星野源が5メートル前にいた。マイクを通す声と本人の声が同時に聞こえてきて、心臓がバクバク鳴った。あんなデッカいステージで米粒大で見えていた人が目の前にいる。よく分かんないね、この状況。たった一曲、五分くらいの間だったけれど、そこはもうアリーナだった。アリーナA0。こんな幸運、明日は事故とかしそうだから1日家にいよう。そうしよう。
ライブ中いろいろ気になったことがあったけど今日はしあわせな気持ちで終わろ〜。
終演後、金テープを探した。昨日のライブでは一階席にもスタッフが回しにきたというのを見たけど、残念ながら貰えなかった。「星野源のライブではタオルを裏返しておくと金テープ持ってない合図」というのがここ最近できたらしい（武道館の時はなかった）。実際今日も裏返しタオルの人に無言で金テープを渡してる人を見た。
そうだ、裏返すんだ、そのためにタオルを買ったのだろう？裏返しまくるんだ！
という気持ちで裏返していたけど出口付近に金テープいっぱい持ってる人がいたので一本もらえませんか？とお願いしてみた。二本も貰えた。感激。そのあと他の人に一本あげた。善。
帰りには雨は止んでいた。靴はびしょびしょのままだった。２人の写真を「TOKYO DOME」の前で撮ってもらって帰った。
スノーで撮った写真は変なまつ毛と涙袋がついていて台無しだった。帰りにサービスエリアでうどんを食べた。もうすぐ日付が変わる。
眠れないまま3時になった。眠いのだけど、寝たくない、眠い。散らかったタオルを洗濯機に入れて寝ようかな。今日のために塗ったネイルも日曜のバイトまでに落とさないとな。お金が貯まったら電子ピアノが欲しいんだよねなんとなく。
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