今日はキョロちゃんの日

学校のクラス会でのスピーチ、会社の朝礼。
たまに回ってくる「ひとことの時間」には意外と悩まされる。
あんまり個人的なことを話しても急に自己開示しないでくれ、となりそうだし、かといって天気の話なんて季節の変わり目にみんな話している。
そもそも天気の話を3分にわたって広げるのは難しい。

そんな時、私はいつも「今日は何の日」を使ってしまう。
だいたい毎日、何かをPRしたり、意識を持たせるために何らかの日に設定されている。例えば今日、9月6日はクレームの日（少しげんなりする）、キョロちゃんの日（懐かしい）、松崎しげるの日（！！！）などなど。
1日に複数の〇〇の日が設定されているので、眺めていると話を少し膨らめられる項目が出てくる。
今日は何の日というのをまとめてくれているサイトもあり、私のようなひとこと迷子の救世主だ。ありがとう！サイトの主たち。
多分、私が今日ひとこと役になったら、キョロちゃんの銀のエンゼルの話をするだろう。
銀のエンゼルとは、チョコボールの嘴の部分についている「アタリ」であり、銀なら５枚、金ならば1枚でキョロちゃんの缶詰がもらえる。
銀のエンゼルは小学生の憧れであり幻の存在であった。小学校低学年で有れば、キョロちゃんの缶で勝ち組になれる。

とはいっても小学生のお小遣いでいくつもチョコボールを買えるわけがない。狙えるとしても確率が少しでも高い銀くらいか。
私は兄弟とたまに買ってもらえるチョコボールを大変ドキドキしながら開けた。金のエンゼルじゃなくていいから、銀のエンゼル、銀のエンゼル！と願ったが、ついに一枚も金・銀のエンゼルに出会うことはなかった。

今もキョロちゃんの嘴には金・銀のエンゼルがあるらしい。
この際、100箱くらい買ってキョロちゃん缶をゲットしたいが、後に残ったチョコボールを食べきれる気がしない。大人になったらチョコボール一箱でも十分すぎるのだ。

余談であるが、クレームと聞くと、頭の中がクレームブリュレでいっぱいになる。そんな甘い話はクレームにないけれど・・・