一ヶ月でディズニーの映画23本見たので感想書く

ピクサーをディズニーに含んでもいいのかよく分かってないような奴の激薄感想ですが、よかったら読んでください。一応五つ星評価にしたんですが、基本面白くて4以上連発なのであんまり意味ないです。

ベイマックス
★★★★
愛くるしい姿で人気のベイマックスの映画。日本語版の主題歌は、AIさんのStoryで、予告だけ見ると主人公とベイマックスの交流を描いた感動的な作品と受け取れるが、ネットでは「あれは日本人向けの宣伝でアメリカではゴリゴリにヒーローモノとして宣伝している」と評判だった。これは両方合ってる。ベイマックスが改造スーツを着てバトルしてるんだけど、家族愛を描いて感動させるような演出も結構あった。あと、主人公の叔母さんのデザインが異常に可愛い。

ファインディング・ニモ
★★★★
奥さんや子供が食い56されるミストのラストシーン並みの鬱展開を開幕早々見せられる。ずっと木梨憲武さんが演じてる主人公がニモだと勘違いしてたので「お前ニモちゃうんかい!!」となり、途中でタートル・トークの亀が登場し、「お前ファインディング・ニモ出身なんかい!」ともなった。主人公が子供のニモに対して過保護過ぎるのだが、それを「あんなことあったらしょうがないよな」と父親目線で見るようになり、自分も年を取ったなぁと感じた。めちゃくちゃ独身なんだけど。

ファインディング・ドリー
★★★
ファインディング・ニモの続編ですぐ物事を忘れてしまうドリーが生き別れた両親を探す話。前作には及ばずといった感じだったけど、終盤のドタバタ展開は面白かった。あと、タコがイケメン過ぎ。

シュガー・ラッシュ
★★★★
昔、地上波でオンエアされたのを見ていたので二回目の視聴。久しぶりに見たけど、キャラクターの魅力や物語のテンポの良さで1時間半があっという間だった。クッパとか日本のゲームのキャラクターが登場するのも楽しい

シュガー・ラッシュオンライン
★★
シュガー・ラッシュの続編は、舞台がゲームセンターを飛び出してインターネットの世界へ。ゲームセンターとインターネットの間でまだ色々やれることあったのにすっ飛ばし過ぎでは?マリオカートが4作目で二人乗りに手を出したぐらいすっ飛ばし過ぎ。ディズニープリンセスが勢揃いしたのが話題になってたけど、シュガー・ラッシュという作品ではそういうのあんま求められてない気がする(シュガー・ラッシュみたいな作品じゃないとこういう演出難しいだろうけど)。主人公がインターネットの悪意に触れるシーンもあるんだけど、そういうのもシュガー・ラッシュではいらないかなぁ。

ウォーリー
★★★★★
学生の頃、みんなが「ウォ~リ~www」とモノマネしてたなぁぐらいの認識しかなかった作品だったので、特に期待もせず見たら普通に名作でびっくりした。というかお前恋愛映画やったんかい。何故こんな作品が地味な扱いなのかと思ったら地上波ではNHKでしか放送されたことがないらしい。なんで?ゴキブリがでるから?序盤は機械しか登場しないので、セリフらしいセリフが出てこない(というか全編通しても人間あんま出てこない)のだが、ロボットの感情表現だけで十分にストーリーを伝えるピクサーの技術力に感服。しかも15年前の作品ですよ。15年前に帰ってバカみたいに「ウォ~リ~www」と声真似してた自分をぶっ叩いて映画館に向かわせたい。

ポカホンタス
★★★
「ポカホンタス」というワードだけよく聞いて知ってたが、作品自体は全然知らなかったので視聴。お前結構重い話やったんかい。

モンスターズ・インク
★★★★
怖がらせ屋に勤務するモンスターの話。この頃のピクサーの作品って今と比べたら当然CG技術は落ちるけどその分キャラクターの魅力がすごい。爆笑問題の田中さんとホンジャマカの石塚さんのハマり具合が凄まじく、演技が上手いとか合ってるというより主役の二人が石塚さんと田中さんをモデルにしたのかってレベル

モンスターズ・ユニバーシティ
★★★★★
モンスターズ・インクの主役の二人が怖がらせ屋になる前の大学時代の作品。個人的には前作より好き。落ちこぼれのモンスターたちが終始落ちこぼれなりに活躍する様子を描いてて、ピクサーの映画って夢のような物語の中にも現実味があって、「バズ・ライトイヤーの願いが通じて本当に飛べるようになった」とかあんまやらないから良い。

ノートルダムの鐘
★★★★
今のディズニーだとこういう作品はやらないだろうなってぐらい重たい時代とテーマだった。悪役がめちゃくちゃキモいんだけど、作品としては必要なキモさだった。ハッピーエンドではあるんだけど100%主人公の望みが叶ったラストではなかったのも印象的。

ノートルダムの鐘2
★★★
前作強烈な脳破壊展開があった主人公のためにガールフレンドを作ってあげましたみたいな二次創作でありそうな続編。物語としては絶対続編作らず終わった方が綺麗だし、OVA作品なのでアニメーションも前作より落ちるが、あのまま終わったら可哀想なのでよかったねという気持ちになる。前作では恋人ができなかった主人公にだいぶ感情移入してたのに、可愛い彼女ができたので、醜い独り身が映画を見てる俺だけになりました。

カールじいさんの空飛ぶ家
★★★★
風船で家飛ばす以外は「奥さんに先立たれたおじいさんの話」ぐらいの知識しか知らんかったのでヒューマンドラマがメインかと思ったらアクション満載のバリバリ冒険活劇モノでびっくりした。戦闘シーンでは、おじいさんが主役ならではの笑えるシーンもあり、個人的にそういう描写がもっとあった方が好きだった。終始ジジイが元気過ぎた。

リメンバー・ミー
★★★★★
ディズニー・ピクサーの中でとかではなく、今まで見た映画の中で一番好き。ホーム・アローンよりバックトゥーザフューチャーよりドラえもんのび太の日本誕生より好き。「絶対見た方がいい」っておしつけがましいから極力言わないようにしてるけど、この映画は絶対見た方がいい。これを見るだけでもディズニープラスに入る価値がある。星6にも7にもしたいぐらいの傑作。全てが完璧な映画ってあるんだ。見てほし過ぎて太字だらけになってる。

Mr.インクレディブル
★★★★
名前とネットミームでだけ知ってた作品。王道のヒーローモノではなく、救助活動に伴う被害により、引退に追い込まれたヒーローの数十年後の話。TIGER & BUNNYに大ハマりした時期があるので、こういう実際ヒーローという職業があった場合にありそうな問題が盛り込まれた設定がすごい好き。あと、普通に人が死にます。

インクレディブル・ファミリー
★★★★
Mr.インクレディブルの続編。今作の主人公はインクレディブルの妻のイラスティガールだったが、前作のファンも楽しめる内容だった。Mr.インクレディブルの見せ場もあるし。1と2を通して、Mr.インクレディブルの相棒の黒人男性とスーツ作ってくれるおばさんが有能過ぎる。

インサイド・ヘッド
★★★
評判は良いけど個人的にはそこまで…って感じだった。

マイ・エレメント
★★★★
昨年公開ということもあって映像がめちゃくちゃ綺麗。ピクサーの映画でガッツリ恋愛やってるのって珍しい。今回、自分が見た中ではウォーリーぐらいなので人間でやってるのはこの作品ぐらいなんじゃと思ったけど、こいつらも人じゃなかった。見終わるまで主要キャストの一人がキスマイの玉森くんだと分からないぐらい上手だった。主人公役の川口春奈さんも。

ソウルフル・ワールド
★★★★
フォロワーの方にオススメされたので見た。この題材とタイトルだと地味なので勧められなかったら見なかったかも。「生きる意味」や「夢」がテーマの作品なので、子供よりも大人に刺さる作品だと思う。ただ、ファンタジー要素もあるけど、他のピクサー作品と比べると内容渋すぎなので、子供が見たら退屈な部類の入れられてしまうかも。主人公がジャズミュージシャンを夢見る男性というこもあって、劇中の音楽が素晴らしかった。

私ときどきレッサーパンダ
★★★
こちらもコロナ禍の影響で劇場公開はなく、ディズニープラスでの配信になった作品。主人公がレッサーパンダになる設定は斬新だし、親子関係の難しさを描いたり、今までのデイズニーやピクサーにはなさそうな描写が多かったけど、舞台が基本的に家と学校の繰り返しで終盤まで大きな展開もないので、アナ雪やトイストーリーみたいな作品を求めて見たらすごく地味な印象を受けるかも。レッサーパンダの毛並みの表現がすごかった。

トイ・ストーリー
★★★★★
小学生ぶりぐらいに見た。今見てもやっぱ面白い。ミスター・ポテトヘッドとか緑の恐竜とか1から活躍してる印象だったけど、この頃はほぼウッディとバズで回してたんだ。

トイ・ストーリー2
★★★★★
3がシリーズでは最高傑作と評価されてて、自分もそう思うけど、1と2を見た上での3の感動なので、単体として見た場合だと2が一番面白いんじゃないかと思う。個人的に2で初登場したジェシーが好きなキャラなのでもっと他の作品で出番があったらなぁと思う(短編だと主役あったけど)。

トイ・ストーリー3
★★★★★
ラストのシーンはもちろん感動したけど、大人になってから見ると、ラスト手前の焼却炉のシーンがグッときた。大人になってから見てもアイツはカスです。

トイ・ストーリー4
★★★
ネットでは散々な酷評ぶりでお馴染みの作品だけど、正直、先入観なく見たら「言われるほどは悪くはない」って感じだと思う。悪くはないけど、トイ・ストーリーとして期待したものではなかったという作品。トイ・ストーリーを見に来る人はウッディとバズが見たいのだから二人の活躍のシーンがもっとあったら1〜3に及ばずとも良作ぐらいの評価だったんじゃないかと思う(どのみちラストは賛否両論だろうけど)。ウッディとバズが活躍しないトイ・ストーリーってドラえもんと包み焼きハンバーグがないココスみたいなもんなので。

トイ・ストーリー4に不満がある人は、ディズニープラスで配信されてる短編作品のトイ・ストーリー・オブ・テラー!やトイ・ストーリー 謎の恐竜ワールドが3~4の間にあたる作品なので見てほしい。「この頃のボニーはウッディ大好きなのに4ではどうして」ともなるけど、あれぐらいの年齢の子の感覚としてはリアルなのかも。自分も大好きだったベムスターの人形が1ヶ月後にはソファーの下にあったりしたし。

リメンバー・ミー(二回目)
★★★★★
二回見た。やはり素晴らしい作品。絶対見た方がいいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?