祝福するには生活の余裕が必要

この時期にエアコンのない部屋で暮らしてると今まで頑張って生きてこなかった罰を受けてる気分になる。これってトリビアになりませんか?よろしくお願いします。

いや、流石に暑すぎるだろ。夏になっても桑田佳祐を聴く気にならない。波乗りジョニーでテンション上がるのは35度まで。36度越えはただの地獄やねん。今の気温に似合うのは桑田より聖飢魔II。

蛇口を捻ったら出てくる水も、扇風機から流れる風も生ぬるい。お前らは貧乏人が酷暑に抗える数少ない手段なんだから負けるなよ。そして、冷房目当てで図書館行ったらバカ混み。僕より税金払ってる人たちばかりだから偉そうなことは言えないけれど、家に冷房ある人は帰ってほしい。こっちは命の危機なので。

こんな記事を書いてる7月7日、好きなアイドルグループの元メンバーが結婚を発表していた。

素直におめでとう!と思えないのは、グループ在籍時代から叶わぬ恋心を抱いており、卒業後とはいえ結婚の事実を受け止め切れないガチ恋勢だから…とかではない。暑過ぎるからだ。ただでさえ他人の幸せを喜んでる場合ではない人生なのに、こんな暑さで「結婚おめでとう!」とか思えない。

祝福してる人たちって、気温36度でエアコンのない部屋で過ごしてないだろ。急な医療費とアパートの更新費用の支払いでバイト始めたての大学生の通帳みたいな貯金額になってないだろ。誤ってヤバそうなアダルトサイトを開いてしまってウイルス感染してないか不安になったりしてないだろ。

祝福は、他人に対して思いやりと愛情を示す行為なので、ある程度自分自身の生活にも余裕がないとできないんだと思う。扇風機一つで酷暑を過ごしてる中、サムネに釣られて変なサイト開いて慌てて履歴を全削除して汗だくになってる奴は、「おめでとう!」が言えない。

あと、自分がSNSでフォローしてる人にお笑い好きな人が多いので、タイムラインがこの日に開催されたお笑いの賞レースの優勝者への「おめでとう!」で溢れてた。

自分も「あの若さですごいなぁ〜」とはなったけれど、それはそれとして暑過ぎてめでたいとまではいかなかった。若くして成功してる人への嫉妬かとも思ったけれど、暑いんだよ。暑すぎるんだよ。7月に賞レース開催してるんじゃねぇよ。7月の賞レースは、エアコンなしで祝えないんだよ。

冬の寒さは着込めばなんとかなるので12月は心から祝福できると思う。

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