別れた日にすること
半年以上セックスレス状態だった、可愛くて大好きでたまらないダービッドと別れた。夏頃から、このままじゃお互いしんどいから、向き合わないとねって言いつつ、ネットフリックス観て先延ばしにして、別れなきゃなのはお互い薄々わかっていて、でも無視して、恋人の状態をむりやり長引かせてきていたんだけれど、一昨日やっと別れることになった。恋人というより家族みたいな、一緒にいると実家にいるような感覚になる人で、だからこそセックスレスになっちゃったのかもしれない。一昨日朝までかけて別れようと話をして、別れたことを共通の知り合いには一緒に報告しようと決めて、眠れないまま迎えた朝、さっそく私の同居人たちに2人で報告した。心配した同居人のアレクサが、睡眠用のお茶を入れてくれて、夕方まで爆睡。予定より1時間遅い電車に乗って、ドュッセルドルフの彼のお母さんのところにむかった。いつものように駅で待っていてくれた彼女の車の中に乗り込む。2人とも元気?っていつもの質問。別れたから元気ないしお腹ぺこぺこ!と彼が返すと、ええええ、がっかりよ、どうしたのよ、嘘でしょ…って。それでも2人で私に会いに来てくれたの?って。彼女の家についたら、お手製のクリスマスアドベントカレンダーが準備してあって、今年は2人用に詰めたのに!じゃあ二つに分けなきゃね、2日に一個開けるようにしてね!って。彼女が作ったパエリアを食べた次の日の朝、彼女が本当に二つの山に分け始めて、こっそり泣いた。ほとんど存在を無視されてた1度目のクリスマス、だんだん仲良くなってきた去年の2度目のクリスマス、今年はついにアドベントカレンダーまで私のことを一部として考えてくれたのかって、嬉しくて悲しくて。夕方に2人でドュッセルドルフから帰ってきて、それぞれお互いの家にむかった。家についたら、同居人たちがクリスマスの曲を聞きながらご飯をつくっていて、あったかくて安心した。ベルリンに住み出した友人から、家を追い出されたって連絡もきて心配した。去年取り損ねた旅行奨学金にリベンジの応募を私の新しい教授のKeren Cytter にメールで送って、パソコンで音楽を流しならベッドに寝転がってる。ダービッドも Keren のファンで、明日からの私のクラスの Kolloquium にはダービッドも参加予定。なんだかんだ毎日会うことになってて、別れたことお互い忘れちゃいそうだねって言いつつ、悲しい目をする。