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UnHappy but Happy Cancer life #4「気功」初体験

ある日突然告げられた「子宮頸がん」。予期せぬ自身の病を通して、出会いそして体験、一人の女性として、母として、ファッションを楽しむ者として、ハッピーに自分らしく生きたいと徒然なる日々の事を。

手術を受けるまでの道のりとして、結局セカンドオピニオンは受けなかったが、西洋医学だけではなく、自然療法にて克服出来ないかと探った。

そこで紹介により運命の出会いが「気功」の先生である。病気になった事で出会えた方の一人であり、先生からも初めてお会いした時に、こうやってあなたが病気になって出会えたのだから、これも何かの縁だと思い、一緒に頑張って行きましょう!と言っていただいた言葉は心強く、今でも脳裏に焼き付いている。

初めての気功体験はとても忘れられない。私の身体を見て、「背骨の歪み」「拘りすぎる性格」「食生活の乱れ」が病気の主な原因という事。その原因について細かくお話頂いた。

私の生きてきた日々と重ね合わせながら、心身共にどう影響してこれからどういう心がけで生きるべきか。人前でこんなに泣くなんてという程の涙が溢れた体験だったが、それは、宗教的でも威圧的でもなく、とても健やかで感謝の時間だった。大丈夫だ!乗り越えていけると背中を押された時はどんなに安堵の気持ちだったか。

実際の施術は、毎回背を向けて身体を見て頂き、水晶の塊と共に身体の歪みを整えて、先生の氣で身体の流れを整えて綺麗にして頂く。最後に先生の声と共に自分も身体の流れを整えるように意識を向けて、身体の中全体を流すイメージ。最初は、先生がわざと強く押しているのではと思う程の激痛が続いたのは特に頭。全部の指にゴツい指輪をして力いっぱい押されているような感覚。実際は、力強くも指輪もしていない!

夜な夜な病気について調べたり、ついつい考えすぎたりする日々の頭は凝り固まっていた。首、肩の凝りと背中の歪みは慢性すぎて、辛さに気づくまでに時間がかかった程。

ある意味、私は自分の身体に鈍感すぎたのだ笑。

だから今病気に気づいた、その事にも気付かされたような体験!

東洋医学では、身体の歪みは万病の元であり、身体の流れや歪みを整えて未病を防ぐ。今抱えている病気に対しても、徹底的に戦うという意識というよりも共生していくという考え方も大切だそうだ。

それから手術日まで定期的に先生の元へ通った。そこで手術という選択を逃れる期待も込めて。実際に痛みや不調を感じる事はそれほどない日常で、気功に通いながらの日々はそれだけで身体が健やかに感じられた。

検査の日々も、機械の中で、病院で、祈るように先生の名前を呼んでいた笑。実際に向き合うのは自分でしかないのだけど。最初の頃一度だけ、先生にそっくりな方と病院前ですれ違い、私が食い入るように見ていたので、その方も立ち止まり、見知らぬ人同士だったと確認するエピソードまであった程。

実際には、手術を選択し無事に終え、化学療法までも選択する事となり終盤の今だが、順調に過ごせているのは、「気功」の先生のおかげだと他ならない。また「気功体験」についての続きも綴って行きたいと思っている。





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