見出し画像

旭洋造船のコーヒータイムには秘密がある?!

旭洋造船 工作部 生産管理課の山本です。
地元の高校を卒業し、旭洋造船に入社して13年経過しました。

入社後10年間は現場に配属され、船にパイプを取り付ける仕事に従事しておりましたが、訳あって事務所に異動となり、現在は生産管理で2才年上の直属上長「K係長」に毎日のように可愛がられ(相撲部屋ではありません・・)、
日々厳しさの中に楽しさを見出しながら仕事をしております!(笑)

今回は、入社して直ぐ現場で経験した失敗談と造船所の裏話をご紹介させていただきます。


■若手だからこそ許される失敗談!

最初に、入社1年目に経験した失敗談についてです。
高校を卒業した18才の若者が初めて船の仕事をするので、右も左も分かりませんでした。

そんな中で、後先を何も考えずに「何とかなる」「早く終わらせてやる!」と、若さに任せて完全に調子に乗っていた私は、作業中に重要な部品を取り付ける際間違った手順で進めてしまい、最初の作業が全くの無駄になってしまいました。

取り付けても意味のないパイプを延々と取り付けていたことに、後で気付いてしまったのです。

自分のミスが原因で工程は遅れるし、先輩社員は残業になるし、
「絶対に怒られる!」と覚悟を決めて、殴られるハズもないのに勝手に歯を食いしばっていたのですが、

調子に乗っていた私に先輩が掛けてくれた言葉は、
「失敗は終わりではなく、次に繋がるスタートだよ」 でした。

これには胸を打たれました・・・(涙) こんな優しい言葉を掛けてくれるのかと、涙が出そうになりました。
同時に、これからもこの人と一緒に仕事がしたい!と、思うようにもなりました。

その温かい支援を受けて、私は一層努力し、次の仕事では自分の成長を実感することができました。
この体験は、失敗が人の成長を支える力になることを教えてくれました。

私にも多くの後輩ができました。
過去に自身が体験した経験を活かし、失敗を成長に変えられる人間になりたいと思います。

■旭洋造船コーヒータイムの秘密

次に、造船所の裏側について暴露させていただきます。
「コーヒータイムの秘密」です。

旭洋造船では、休憩時間になるとみんなが一斉にコーヒーを飲む光景が広がります。

入社後驚いたのですが、皆コーヒーが大好きなんです!

甘いコーヒー、微糖コーヒー、ブラックコーヒー、種類は様々ですが、日本造船業界を支えている要因の一つがコーヒーであることは、間違いありません。

決して煙草タイムではありませんので、誤解のないようにお願い致します・・・(笑)

しかし、このコーヒータイムは単なるリラックスタイムではなく、実は重要な情報交換の場でもあるのです。

入社1年目の頃、「ここでの会話を聞き逃すな!コーヒータイムも仕事と思え!」と先輩に言われ、「この人は何を言っているんだ?ただ自分がコーヒー飲みたいだけじゃないのか?」と思い不信感しかなかったのですが、すぐにその意義を理解しました。

コーヒー自体にリラックス効果があるのか、一旦仕事場から離れることでリラックスできているのかは分かりませんが、「砂漠のオアシスから湧く水」のように、様々なアイデアが浮かんできて、仕事の段取りや翌日の業務の打ち合わせなどが円滑に進んでいくのです。

時代と共に喫煙者の肩身が狭くなり、構内全面禁煙の流れとなるのは、もはやどうしようもありませんが、「コーヒータイム」だけは古き良き日本造船所の文化として残して欲しいと、個人的には願っております。

あくまでも個人の思いです。信じるか信じないかは皆さまにおまかせします!(笑)

ちなみに私は喫煙者ですが、喫煙時間が無くなるのが嫌で熱く語っている訳ではないことだけは、信じて下さい!

■終わりに

今回は自身の造船所での体験談をご紹介しました。
旭洋造船は、様々な種類の船舶を建造することが特徴で、他部門との連携が不可欠です。

大変なのですが、そこが最も面白くやりがいを見出すことのできるポイントだと思います。

「失敗を成長に変えてくれる社風」、「コーヒータイムの秘密」以外の話が聞きたいと思った人は、是非とも旭洋造船の山本までお問い合わせ下さい!