能力が低いとはどういうことか
アトモキセチン(ADHDの症状緩和薬)を処方してもらうため心療内科に行ったとき、先生と話したエピソードを元に能力が低いというのはどういうことかを整理しました。
自分で考えないいわゆる「指示待ち」の人への対応で迷っています。
というのも、自分は人から指図されるのが大嫌いなので、事細かな指示をされるとやる気ダウンと共にミスが増えます。
なので相手の意思を尊重して、やり方は任せたという形で依頼をすると… 応答が無くなります。
そこでジレンマに陥っていました。
・細かな指示をだす ⇒ 口うるさい嫌な奴
・ざっくり指示をだす ⇒ 無応答になる
その事を先生に相談したところ、「自分で考えられなひとはどこにでも存在して、能力が低いということだからこちらが合わせるしかない」という回答を頂きました。
細かな指示をしても、嫌がられないという事が分かったのは良かったのですが… 「能力が低いってどういう事?」という疑問が残りました。
1.能力とは何か?
仕事の話なので何かしら依頼されてタスクを完了させる力のことと定義しました。
2.能力の高さを決めるものは?
タスクにはそれぞれ難易度があると仮定して、不特定多数に依頼をした結果完了率を元にタスクの難易度を決めます。
・完了出来る確率が高いもの ⇒ 低難易度
・完了出来る確率が低いもの ⇒ 高難易度
3.仕事における能力の高さとは?
ここからが問題…
低難易度のタスクを早く正確に完了出来る人と、高難易度のタスクを完了出来る人(但し早くはない、あるいは遅い)のどちらが能力が高いのか。
または高難易度のタスクを通常は完了出来ないけど、特定の分野の高難易度タスクのみ完了出来る人(いわゆるオタク系の人)の能力は高いのか低いのか。
この辺りを人はどうやって処理しているんだろうかと考えると、案外いい加減な単語のような気がしてきました。
一般論
自分の肌感覚でいうと、依頼者の意図を汲んで良い感じに仕上げてくれる人を能力が高いと言っているように感じます。
空気を読めることも能力の一つだけど、だったら空気が読める人/空気が読めない人で良いのではないかと思うのです。
自分の主観では、人があえて能力が低いという言葉を好んで使う理由は、優越感を感じることにあると思っています。
このように意味に感情を付与した単語を使用するとき、優越感や劣等感に関連している事が多いのではないかと疑っています。
マウントだったり、自己卑下による責任回避だったり…
…こんな細かい事が気になるのは、自分がsensitiveだからなんじゃないかと思い始めました。
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