見捨てられ不安への宣戦布告
「今の出来事の理由を過去に求めても意味がない」とよく言いますが、今回は今の心理を理解するために必要だったので過去を掘り返しました。
自分が目をそむけているものが、過去に現れては消えてを繰り返していたのです。
🐾愛情に飢えていたんだと思う…
最近、実家がやけに羽振りが良かった頃の事を「むしろ例外」と考えるようになってきました。
それと幼稚園の頃の自分にアクセスできるようになって来ました。
これは出来事の情報というよりは、感じていたことへのアクセスの話で、何を望んでいて、何を好ましいと思っていたのかという感情面の記憶です。
なぜか母親からの愛情に飢えていたようで、保育士によく甘えていました。
子供の頃は母と上手く関わっていたと記憶しているのですが…
それ以降満たされない気持を抱えたまま、表現することをやめたようです…
それがいつ頃なのか理由が何だったのかは思い出せませんが。
🐾基準が歪んだ家庭
自分は潔癖症なところが多々あるので、周囲に馴染むのが苦手でした。
どうも今思い返すと、母が良く似た気質を持っていると感じます。
自分が幼かった頃、母はよく体調を崩して寝ていたけれど、あれも適応出来ずにストレスをためた結果だったんじゃないか… とか、父の仕事の都合で引っ越してから見栄っ張りになって散財したのも、似たような心理からだったのではないかと思います。
色々と秘密や触れてはいけない事があって、モザイク模様のような家庭でした。そういう環境で育った自分の思考もまたモザイクのように曖昧で、理解してはいけないことを無条件で受け入れる癖がありました。
家庭全体が見たくないことから目をそむけて、仮想現実を生きていたのです… 当然社会に出ればギャップに苦しみ問題にぶつかり、自分と兄弟は中々独立出来ず半分ニートのような半端な働き方をして暮らしていました。
当時は歪の方が問題でそれに対処するうちに考える力が鍛えられたように思います。
最初は行きあたりばったりの思いつきでしか、行動出来ていなかったです。
その結果いくつもの誤った選択を繰り返して来ました。
🐾愛情に飢えていると判断を誤る…
役に立たないと人から必要とされないとか、優れていないといらない人間だと思われる…という気持は全て愛着の問題から発生していて「見捨てられ不安」と呼ばれています。
見捨てられ不安に振り回されると、誰々の為に自己犠牲をしてしまいがちになるようで、お金の問題や将来に大きな影響をもたらす選択を誤る事に繋がります。
自分がなぜ見捨てられ不安を抱えているのかずっと謎でしたが、過去を振り返ってずっと同じ状態だったことが理解できました。
残念ながら原因の特定は出来ませんでしたが、何に取り組めばよいのか理解できました。
結婚していた時期は夫婦揃って見捨てられ不安を持っていたので、仮初の愛情によって強い絆を結びましたが、二人を分断する問題が発生したことで崩壊しました。
利害が一致しているうちはお互いに求めるものを与え会えるので幸せですが、利害が対立すると根本のメンタルの弱さが表に出てしまうのです。
🐾正しい愛情を求たいけれど…
よく愛着が安定しているひとが交わす愛情とは、一人一人が独立していて、なくても良いけどあえて気遣い合うようなものだと聞きます。
確かにそういう関係なら片方だけでも安定しているので、問題が絡まって雪だるま式に大きくなっていくような事は起こりにくいと思います。
だけど愛着に問題を抱えている人間にとっては普通の愛情よりも、共依存などの歪んだ愛情の方が魅力的に見えることを、大きな課題だと思っています。
自分は回避型の愛着問題を抱えているので、この程度の自己開示でも中々辛いものがありますが、愛着の問題を解決したいので少しずつ開示出来るようになりたいと思います。
🐾人間の思考は一人では完結しない。
今週はnoteでの出会いを通して、一人で考えていても開かない心の扉の存在に気付きました。
考えを人に話さないと、前に進めなくなるポイントが在ることは知っていましたが、情報や考え方などの論理的なものが鍵だと思っていました。
今回は、自身の中にあるものが閉ざされていてアクセス出来なくなっていたという、新しい展開に遭遇しました。
未発達だった心が少しづつでも成長しているのかもしれません。
📷有楽町 東京国際フォーラム
意外ですが、問題が解決して次に進もうとする時にストレスのピークが来ます。今が丁度そういうときなので、ストレスの解消に現代アートを見に行きました。
アートと玩具の逆目はなく、面白いと思うものを自己反復的に追求していった先にあるものが作品なんだなという感想を得ました。
生活のために働いてお金を稼いでいますが、作品を売って得るお金も同じお金、でも別物のように見えました。
「お金を得るために何をするか」ではなく「何をするためにお金を得るか」そういった考え方が心の安定には必要なのかもしれないと、そんな事を考えました。
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