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犬はいつも未来を見ている
全盲の子のリハビリ・トレーニングをする事があります。
遺伝疾患だったり、もしくは別の理由だったり。
たとえ目が見えなくても、適切なリハビリ・トレーニングや体幹トレーニングをする事で、ホントに見えてないの?ってところまで持っていく事は可能なんですよ。
それは、犬にとっても飼い主にとっても快適に過ごせるようになるという事。
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体幹トレーニングの必要性は、目が見えなくなるとつまずいたり、何かにびっくりして飛び跳ねたりする事が増えるけど、その時にケガを最小限で防げる、と言うのが一つ。
もう一つは、リハビリトレと同時進行で体幹トレをする事で、より五感が冴えるようになるから。
目が見えなくなると不安要素がどんどん増えて、吠えたり怯えたり咬んで攻撃する子もいます。
でも、嗅覚→聴覚を鍛える事で犬は五感全てをフル活動させるようになります。
これは年齢関係なく。
犬ってね、すごいんですよ。
1頭携わった子で、まだ5才くらいだったけど、その子はそれまで怖いものだらけて、怯えて手を出すと咬まれての繰り返しだったのが、自信が付いて来たら逆にキッチンの流しやテーブルに乗るようになって、物を落としたり食べちゃったりするようになってイタズラが増えてしまい、飼い主さんは別の意味で手が掛かるようになってね。
で、施術した眼科の専門医の話を飼い主さんから聞いていると、大抵の先生は回避するように持っていく訳です。
例えば、
・階段は使わせない
・周りに物を置かない
って言うふうに。
でも、、犬の行動心理学を理解してリハビリでそれらは克服する事が可能、ってわかれば、もっと飼い主さんが持つ絶望感を和らげてあげる事が出来ると思うんですよ。
犬の能力は、片足がなかろうが見が見えなかろうが、ホンニン達はしっかり受け入れてどんどん進化していくんですよ。
犬は、基本的に過去にとらわれず、未来に向かって生きてる動物だからね。
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では、また。